あの311から1年

早いもので、あの311からちょうど1年が経ちました。
改めて、お亡くなりになった皆さまに心よりご冥福をお祈り申し上げます。また現在も避難生活を余儀なくされている方に対して心よりお見舞い申し上げます。

この1年を振り返り、私のこれまでの人生観が少し変わったような感じがします。
今、自分にできることを一生懸命やらないと本当に後悔をしてしまうような気がしています。そう考えると、これまでどこか手を抜いていた自分を改めないといけないと感じています。単に正論を吐くだけなく、実行に移すことが重要だと思いました。まもなく数年で私も40代を迎えますが、このことを肝に銘じて大事に過ごしていきたいと思います。

今年をちょっと振り返ります

今年をちょっと振り返ろうかと思います。
というのも、DeNAの前社長の南場智子さんのブログを拝見して、ふと思い立ちました。(南場さんのブログはこちら
南場さんのこのブログの記事はとても素晴らしいので、ぜひご一読されることをオススメします。私はあまりのカッコよさに感動を覚えました。カッコよいという言葉で済ませるのは短絡的ですが、こんなことを発信できることが凄いです。


さてさて、、、私個人の思いをこれからつらつら書きます。

やはり今年の最大の出来事は東日本大震災でした。私が生まれ育った、そして行ったことのある宮城のたくさんの街で大きな被害がありました。
10ヵ月の時間が経ち、少し冷静に振り返ることができるので、ブログに書いてみようと思います。

石巻市に住む私の親戚は命は助かったものの、家は流されました。その家は平屋でしたが、とても大きな家で小学校までは毎年遊びに行っていたおうちです。でも、飼料関係の商売をやっていたおじさんは、もう一度会社を再建すべく、日々奔走していると私の母から聞きました。復興に向け前に進むその親戚にとても頭が下がります。

また以前のブログでも書きましたが、中学校のとき、生徒会長だった同級生はあの石巻市の大川小学校の先生でしたが、報道でもご存じのとおり、教え子たちの多くと津波に飲まれて命を失いました。後日、遺体が発見されたことがご家族にとって唯一の救いだったのかもしれません。小学生のお子さんも二人いたようですが、ご家族のことを思うと今も胸が締めつけられる思いがします。

さらに話は変わりますが、3月の終わりには大学の部活の後輩が、前触れもなく、突然倒れて、そのまま意識が戻ることなく帰らぬ人となりました。通夜に行くまで信じられませんでしたが、その現実に直面して、今の自分は本当に一生懸命生きているのかどうか、自問自答を続けています。

そして5月にほんの数日行った仙台市のボランティアでは、沿岸地域の変わり果てた姿に言葉を失いました。それを見て、今、自分にできることは何だろう?と東京に戻ってから思い返す日々が続いています。実際、何もできていないのが実態です。


今、東京にいると、3月に起きた震災をみんなが忘れてしまったような感覚に襲われ、報道などの被災地の話題がとても空虚に感じられます。本当に大事なことが見失われているようにも思います。ライフネット生命の岩瀬さんのブログをよく拝見するのですが、この記事がとても印象的でした(こちらのブログ)。この国を変えるのは難しいと。。。いつからこんなわがままな国になったのか、私自身も反省しないといけません。。。


会社では、正直なところ、特に3月までいた部署で2年間全く成果がだせず、一方で周りの優秀な人たちの仕事ぶりに落ち込むことが多く続きましたし、一時、そのときの上司を恨むこともありました(ただし、これは単なる八つ当たりです)。4月に組織再編にともなって新しい部署に変わりましたが、この数年、何か小さなことも含めて達成したという気持ちを持つことができていません。


このように書くと、悩み多き人間のようにも見えますが(皆さんに比べるとちっちゃな悩みが多いだけなんですが。。。)、その一方でよかったこととして、今年は多くの出逢いがありました。特に同世代で頑張っている社外の方々とお会いすることが多く、ここ数年お付き合いしている社外の方から、こんな私を信頼してご紹介いただくことが多くありました。自ら積極的に皆さんのために動いていたことの積み重ねが、こうした出逢いにつながったように思います。30代後半でこんなこと言っていてはいけないのですが。。。でも、これが今年の唯一の救いだったように思いますし、そういった皆さんの期待を裏切らないようにしないといけないと実感しています。

ありきたりですが、上記の様々な出来事を通して、「人に支えられて生きている」ということを改めて実感した1年でした。


来年は我が家に子供が生まれます。だからこそ、今まで以上のペースで、もっと私自身が成長しないといけません。

来年がどういう年になるかわかりませんが、ひとつ言えることは、いつどんなことが起きても、それはよいことが起きても、そして悪いことが起きても「得意淡然、失意泰然」の気持ちを忘れずに日々過ごしていきたいと思います。

つれづれなるままに、年の瀬の三連休最終日のクリスマスの昼間にパソコンに向かって書いてみました・・・

すこし支離滅裂ですが、お許しください。

 クリスマスイブにご報告

uzzuman2011-12-24


8月に最後のブログを書いて以来、ずっと更新を怠っておりました。
すみません。

この期間、何が起きていたかと言いますと、妻が妊娠しました。
既にご存じの方も多いですが、まずはご報告です。予定日は4月中旬です。

さて、これ自体は非常に嬉しいことなのですが、妻のつわりがひどすぎて、妊娠が8月末に判明し、9月の頭から10月の半ばまでずっと入院しておりました。一人目のときもつわりで入院していたのですが、そのときは子供がいなかったので、病院に妻を任せておけば「それで終了」のような感じでしたが、今回は違います。3歳児がいるため、保育園への送り迎え、食事に洗濯などなど、もう一人の人間のお世話をしなければいけませんでした。

私も仕事をもっている以上、仕事も家庭も少し中途半端になりかかったので、私の母と、妻の母の両方に交互に来てもらうなどして、二人の母の協力のもととなんとか乗り切ったような感じです。妻が職場復帰したのは11月中旬で、実質3カ月近く会社を休んでおりました。

おかげさまで、今は妻の体調もだいぶよくなりました。
12月に入り、やっと生活が落ち着いてきたという感じです。

今回、感じたのは二人働きながらの子育ては、私自身も今まで以上に家事など協力をしないといけないと実感していますが、一方で仕事も忙しくなってきますので、メリハリをつけてやらないといけないと改めて認識しています。

それと妻の入院で、子供の精神的なところもひとまわり成長したと実感しています。
妻のお腹に赤ちゃんがいることも理解していますし、入院当初は病院から家に帰るときに泣いていたのが、1週間もするとそんなこともなくなり、家の手伝いに来てくれた二人で両方のおばあちゃんを東京駅や羽田空港に送り迎えに行ったり、休日は二人で博物館や水族館など行きました。

さて本日はクリスマスイブ
子供が寝たらプレゼントを用意しようと思います。ちなみに子供の希望はカーズのLEGOブロックです。アマゾンで購入。便利になったものです。

9月に仙台の母を東京駅にお見送りに行ったときに「はやぶさ」と遭遇しました。

そして、秩父宮ラグビー場に二人で行ったときに、神宮の外苑で写真をとりました。

写真で変な顔やポーズをとるのは親譲りですかね。

今年前半の読書

あっという間に、今年も7カ月が過ぎ、8月に入ってしまいました。

いろいろと読書は頑張っているのですが、読書に関するブログを更新していませんでした。そこで印象に残った本をいくつかご紹介します。

震災もあり、日本という国を考える良い機会にもなっています。

国家の命運 (新潮新書)

国家の命運 (新潮新書)

外務事務次官だった薮中さんが書いた本です。日本の国際的な地位はますます下がっていて、国際社会で果たす役割が重要とのこと。とても読みやすく、個人的にオススメの1冊です。

日米同盟vs.中国・北朝鮮 (文春新書)

日米同盟vs.中国・北朝鮮 (文春新書)

日本を担当していた米国のアーミテージ氏の対談本です。民主党政権になり日本の米国離れが加速しています。沖縄の基地問題も含めて、もっと日本の防衛・外交問題で軸をしっかりもってキチンと対処しないと、アジアでのステータスは低下するばかりだと。。。

デフレの正体  経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)

デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)

いわずと知れたベストセラー本。日本の政策において人口問題を念頭においた施策が必要であるにも関わらず、現実は・・・

新・堕落論―我欲と天罰 (新潮新書)

新・堕落論―我欲と天罰 (新潮新書)

石原慎太郎のような政治家は少なくなっているのかもしれない、と思った1冊です。今は、過去の歴史を踏まえて日本人のあるべき姿・理念が重要なんだと実感。

佐々さんが吠えてました。おっしゃるとおり。

日本中枢の崩壊

日本中枢の崩壊

現役経済産業省官僚が書いた、霞が関と永田町の実態。これも今とてもベストセラーとなっています。

官僚の責任 (PHP新書)

官僚の責任 (PHP新書)

こちらも新書版の古賀さんの本。事実を思い切って書いています。なかなかここまで書けないと思いますが、少しでも日本のためによい施策が実現されることを望みますが、現状は期待薄でしょうか。

そして上杉隆さんの本。日本の既存メディアは、その使命がすでに終わっているのかもしれません。今回の原発問題は明らかな人災かと。メディアが報じていない国際社会での非難、某企業と既存メディアの癒着、既存メディアは報道の本質を忘れているのかもしれません。

この国の「問題点」  ?続・上杉隆の40字で答えなさい?

この国の「問題点」 ?続・上杉隆の40字で答えなさい?

もう一冊、上杉さんの本。震災という危機に瀕して、日本という国の政治力がないことが証明されてしまった。

百年たっても後悔しない仕事のやり方

百年たっても後悔しない仕事のやり方

ライフネットの出口さんの本。仕事に対する考え方が勉強になります。

樋口さんも凄いけど、マイクロソフトもなかなかやるなあ〜と実感しました。

グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた

グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた

ソニーの失墜とグーグルの凄さがわかります。やはり会社は人材かと。

食の職 小さなお店ベルクの発想 (P‐Vine BOOKs)

食の職 小さなお店ベルクの発想 (P‐Vine BOOKs)

どの世界でも本物を追求することが重要かと。

売れ続ける理由~一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法

売れ続ける理由~一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法

そして、こちらも顧客が満足する本物を追求。宮城にこんなお店があったんだと。

幸せの新しいものさし

幸せの新しいものさし

幸せの形を作りだす価値創造が重要なんだと。。。

実行力100%の会社をつくる!

実行力100%の会社をつくる!

成城石井の復活のシナリオと行動の記録。

今、経営を語れる行動力のあるアイディアマンの二人かもしれない。

大人の流儀

大人の流儀

伊集院静ってダンディーなあと実感。今、こういう大人が少なくなっているのかもしれません。一方で、自分はまだまだカッコよくないなあと実感。

やめないよ (新潮新書)

やめないよ (新潮新書)

先駆者ってさすがです。カズは歳とともにカッコよくなっている。

信頼する力  ジャパン躍進の真実と課題 (角川oneテーマ21)

信頼する力 ジャパン躍進の真実と課題 (角川oneテーマ21)

遠藤って個人的に好きです。結果を出すために大事なところは信頼関係なんだと実感。今の自分が失っているものかもしれない。。

一流たちの修業時代 (光文社新書)

一流たちの修業時代 (光文社新書)

いま注目される各分野の方々の地道な努力と運を呼び寄せる行動の記録。

                                        • -

ということで、いくつか備忘録として残してみました。

こうやってみると、ちょっと偏った読書かもしれません。

もっと本を読んでいたような錯覚がありました、錯覚でした。半年でこれですから、もっと本を読まないといけません。

今は時間があるので、もっと本を読もうと思いました。

箱根へ

uzzuman2011-08-06


8月5日から7日までの予定で箱根へ行きました


東京の喧騒から離れて、ちょっと気分転換をはかりました。


妻の希望もあり仙石原にあるポーラ美術館へ行きました。ポーラ美術館は建物がとってもカッコイイです。

ガラス張りで光と緑を取り込む建物でした。







ポーラというだけあって、コレクションのなかには、美術品だけでなく、西洋や東洋の古い化粧道具などが展示されていました。

2日目は子供強い要望もあり、海賊船と芦ノ湖で家族3人でスワンボートにのりました。

スワンボートは足漕ぎボートですが、なんとか自分で漕ぎたいとこんな感じで身を乗り出して足漕ぎしていました。


子供は、最近誰に似たのか、写真で変な顔をすることが多くなっています。

そして午後に、強羅の彫刻の森美術館へ。
子供が遊んで回るには十分すぎるほどの場所です。ちょうどこの日オープンしたシャボン玉の遊具など、いろいろなものがあり、楽しく過ごしました。


ここで、大学院で一緒だったAさんご家族と合流し、楽しく過ごし、翌日は大涌谷へ行きました。

充実した箱根旅行で、子供は本当に楽しかったようです。

私も少しリフレッシュしました

信頼されること

8月に入りましたが、またもだいぶブログの更新が止まっていました。
すみません。

この1カ月半のあいだ、私自身に見た目大きな変化はありませんが、精神的には上がったり、下がったりと気持ちの変化が大きい毎日を過ごしていました。

そんななか、週に2回ぐらいのペースで飲み会など、プライベートで人と会うことが多くなってきました。会社がサマータイムを導入し、そのようなお誘いに多く乗ることができるようになったのも理由のひとつですが、外部の方から、いくつかご紹介をいただくことが多くなりました。そして、これまでだったらお会いすることができなかった方とお会いすることができ、自分にとってためになり、非常にありがたいことだと実感しています。

多くの方とお会いしていくなかで強く感じることは、「人から信頼されることとは1日や2日でできることではなく、長い時間をかけて醸成されていくものだ」ということです。

そして自分が、お会いする方々に対して何かメリットや価値を与えることができるということは非常に大切なことだと実感しています。
と書くと、まるで私が皆さんに何でも与えているような印象を与えてしまいますが、そういうことではありません。言葉にうまく表わせないのですが、「小さな期待に、ちょっとずつ応えていくことが積み重なって信頼関係が生まれていくのかな」と思っています。

また、信頼している方から新たにご紹介される人は、また想像以上に素晴らしい方ばかりで、またさらにこの方たちの期待に少しでも応えていきたいと思っています。そういうこと繰り返していくことで、積み重ねていくことで、人間の幅が広がり、真の人脈が広がっていくものだと思うようになりました。


会社ではなかなか信頼を得られていないため干されておりますが、ありがたいことに外部の方からこのようなお誘いを頂けるのは、友人をはじめ、お付き合いさせて頂いている多くの方々からの信頼の度合いが、以前よりも少しずつですが増してきているからかな、と思っています。


以前、このブログでご紹介しましたが、小石川にあるお寺にあった標語を思い出しました・・・

そんなこんなで、今は臥薪嘗胆の毎日ですが、いろいろ少しずつ努力して乗り越えていきたいと思います。

常に謙虚に、相手を尊敬し、そして感謝の気持ちを忘れずに・・・

友人宅で

久しぶりに友人宅にお呼ばれしました。

中目黒に住んでいる税理士のOくん宅です。
とてもきれいなマンションで、マンションの入口から玄関までは、まるでホテルような感じでした。

我が家以外にも、会社の同期:Sくんと奥様Aさん、そしてお子さんSくんもご一緒させていただきました。
それぞれの子供たちが同じ年に生まれて(我が子だけ、早生まれで上の学年ですが)、同世代の子供たちがワイワイガヤガヤ夕方まで大騒ぎでした。(しかし我が子は、毎度のごとく慣れるまで妻にべったりでした。)

そして男性陣は、お酒をたくさん飲んで、最後はかなり酔っていました。Sくんが高級ワインを数本持ってきて、Oくんは東北復興のために岩手の日本酒を用意してくれました。良い酒ばかりで、翌日に残ることはありませんでした。

Oくんの奥様Mさんが、たくさんの手料理を用意してくれて、とても美味しく頂きました!
どうもありがとうございます。

最近、精神的に落ち込むことが多かったのですが、Oくんに強く励まされ、みんなに支えられてもらっていることを実感し、こちらもいつまでも落ち込んでないで「またこれから頑張ろう」という気持ちになれました。本当に感謝です!
気のおけない友人たちとのホームパーティは本当に楽しかったです。リフレッシュできました。

次回は我が家でバーベキューでもと思っています。

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ところで余談ですが、、、
昨年末に我が家の写真を撮影して下さったカメラマンの小島純司さんのHPに、そのときの写真をアップして頂いていました(撮影の様子はこちらです)。小島さんのHPのこちらの「八溝杉の家」の写真です。カッコイイですね。自分の家ではない感じです。小島さん、ありがとうございます。