定例会09-3(関西私鉄編その1)

青胴車。

今回の定例会は純粋に関西私鉄にしましょう!
という事で、初日は阪神電車を撮影することにしました。


新大阪で新幹線を降りたら地下鉄で阪神梅田へ。
今までは大阪(梅田)に出るには必ずJR!という図式があったの
ですが(大阪市内特定運賃でタダ乗り出来るからだけど)、
今日はスルッと関西を買うて、私鉄のみ、JR無し!
とストイックに行く事にしました。


とりあえず乗って、気に入った駅で撮影という方式で
まずは淀川駅で。

赤胴車8000形やら、青胴車をまずは撮影です。
撮ってみると、急行→直通特急→普通という順番が10分
サイクルで回っています。
つまり、見かけ上3分おきにドンドン電車が撮れるという事で、
何だか入れ食い状態で釣りをしてるみたいです。


一駅進んで、姫島駅にて。

イレギュラーに入ってきた9000形の回送電車。
二駅小一時間の滞在で、ほぼ全種類撮れちゃったのでは?
という程の大収穫。
が、よく観察して見ると、8000系にも塗装が異なるのがあったり、
先頭車が異なっているのがあり、掘り下げると深みが見えてきます。
後で判った8000系リニューアル車。


山陽電鉄5000形もガンガンやってきます。


今度は大物駅へ。
嬉しいのは、青胴車がドシドシやって来る事。
もうすっかり淘汰されて、細々と走っているのかと思っていたので、
5001形などが10分おきにやってくるのは感激ものでした。


そして、さっきから気になってた車両。8000形を名乗っている
くせに、5001形みたいな顔した奴。なぜか神戸方のみ古い顔で、
梅田方は先程から来てる8000形の最新顔。なんでしょうね?
先程梅田方面へ上って行ったので待つ事しばしで、もう戻ってきました。
折りしもド順光。万万歳です。

帰ってから調べて判ったのですが、8000形の第一編成のみ、
3801形ベースの車体で製造されたというこの編成。大震災で編成の
半分が罹災して廃車となり、同じく罹災した第8編成の生き残りとで
編成を組んでいるとの事。そのうえリニューアルしたので、古い顔なのに
新色で不思議な車両に見えたのでした。
しかし、大震災の影響が未だに現われているとは、関西の人にとっては
当たり前の事でも、関東に暮らしている我々としては、こちらに来てみないと
判らないものですね。


さて、お次に来たのは2000形。昔の図鑑で阪神電車というと、
このカタチの電車の印象があったのですが(スカート付いてますが)、
未だに走っているのが旧友に会ったようで、何だかとても嬉しかったです。



さて、午後は西大阪線方面に行ってみることにしました。
有名な福〜伝法の淀川橋梁に行ってみました。
しかし、雲が出てはっきりしない天気になったので、
写真的にも薄ボンヤリとしてしまいました。
辛うじてビビットなオレンジの入った1000形が、まともに
撮れましたけど、近鉄車はどうにもこうにも‥‥


さて、今日の仕上げは武庫川線。ココを制すものは阪神を制す!
ってなことは無いですが、とにかく武庫川で途中下車。
武庫川短絡線を観察です。


神戸方からの上り線から分岐した短絡線は、急勾配・急カーブで降りてきます。

そして本線に直角に、武庫川に沿って北側を向いた引き上げ線へ向かいます。


ここでスイッチバックして、武庫川線武庫川駅へ。
今見えるのは留置中の電車で、その奥にホームがあります。
ちなみに、この短絡線を電車が通るのは朝晩の電車送り込みの時だけ。
2本のみなので、保安上の問題か判りませんが、電車通過時以外は
線路の方に柵がしてあります。



まずは終点の武庫川団地まで行ってみて、後は歩きながら撮る事に。
武庫川線は20分ヘッドで短い区間を電車が行き来してるので、
10分も歩いてれば、上下どちらかの電車が来る計算になります。
って事で、ブラブラ歩いて、良さそうな場所でパチリ。

これぞ阪神電車正統派、本線優等車の残党7860形。
武庫川線で何とか生き長らえていますが、まだまだ活躍して欲しいものです。


最後に甲子園球場に行きつつ、阪急今津線経由で今日の宿、十三へ向かいました。


阪神の印象としては、関東で言えば京浜急行といった所にピッタリな気がしました。
短い駅間を普通電車が高加速でカッ飛ばして、すかさず退避。
列車密度も引っ切り無し。といった辺りが特に似てました。
そのせいか、非常に親近感みたいなものを感じました。変な話ですが。


さて、明日は阪急を撮影しますよ!