猛き風に告げよ
清水愛という声優さんのことはよう知らんですが、プロレス好きで有名だとのこと。んで、最近はプロレス好きが高じてリングにも上がっているそうな。
昔、経歴詐称で参議院議員をクビになった新間正次が、『浅ヤン』の企画でプロレスに挑戦したときは業界を挙げての大バッシングを食らったモンですが、この業界もずいぶん変わったもんですねえ。
プロレスに参戦した人気声優・清水愛にカンチョー&セクハラ攻撃の洗礼! (バトル・ニュース) - Yahoo!ニュース
4月7日(月)、東京愚連隊が東京・新宿FACEで自主興行『TOKYO LOVE IV 〜classic events〜』を開催。この大会に人気声優でありながら、プロレス好きが高じて2013年12月にプロレスデビューした清水愛が参戦。プロレス2戦目となる清水だが、本業はプロレスラーでありながら声優としても活躍する菊タローが対戦相手に名乗りを挙げたため、菊タローの永遠のライバルであるくいしんぼう仮面とタッグ。
すると菊タローはDRAGON GATEの“ハリウッド”ストーカー市川、元沖縄プロレスのめんそ〜れ親父、さらに様々な女子プロレス団体で活躍する松本浩代とタッグを組むことに。そこで清水にはくいしんぼう仮面に加えて、“プロレス界の帝王”高山善廣と“世界一性格の悪い男”鈴木みのるという超強力な援軍がつくことになった。
いざ試合が始まると、菊タローら男子レスラーはスケベ心丸出しで清水との対戦を熱望するが、高山が出て来ると途端に消極的に。そんな不甲斐ない男子レスラーを一喝して松本が高山に真っ向勝負を挑んでいくが、体格差やパワーの差は圧倒的で歯が立たない。
それでも松本が食い下がると、高山は清水にタッチ。リングインした清水はまず声援を送るファンに笑顔で手を振る。それを見た松本も真似をして手を振ってみるが、観客からはブーイング。さらに、いざ清水に攻撃していくとブーイングは増すばかり。「やりにくい会場だなぁ」とボヤく松本に対し、清水もDDTからコブラツイストを仕掛けていくが、「調子に乗るんじゃねぇ!」と反撃していく松本。ここでめんそ〜れ親父が入ってきて「愛ちゃ〜ん」と抱きつこうとするが、清水は必死に逃げる。すっかり“エロ親父”と化したところに鈴木が入ってきて強烈な張り手で制裁。
その後も松本がミサイルキックで高山を吹っ飛ばしてみせたのだが、清水がコーナーから飛んで松本にダイビング・クロスボディー。するとその隙を突くようにストーカー市川が、鈴木に対してカンチョーから丸め込んでフォールを奪おうとする。たまたま近くにいた清水がカットに入り、鈴木を救出すると、市川は何と清水の背後に回り込んでカンチョー!ファンから驚きの声が上がる中、ビックリして振り返った清水に対し、市川は何と胸を揉むセクハラ攻撃。これにはファンだけではなく同じチームの菊タローと親父も猛抗議! 「キャー、スケベー!」と悲鳴をあげながら強烈なビンタを清水が市川に叩き込むと、鈴木が朦朧としている市川を必殺のゴッチ式パイルドライバーで叩き付けていって勝利。
結果的に勝利をアシストした清水だが、試合後は「大先輩とやらせていただいて、恐縮ですけど、本当に楽しまさせていただきました!」と興奮気味に語った。カンチョー攻撃には気を付けていたというが、「うっかり受けてしまいました……不覚です」と反省気味。まだプロレス3戦目の予定はないそうだが、「チャンスがあれば。どこかで闘わせていただけたら嬉しいです」とやる気は十分のようだ。
うーん……。プロレスは何でもアリの世界、ってことはわかってるつもりですけど、でもねえ。
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それが20年も経つと、こういう懐の広い戦い方(最大限好意的な表現)をするようになるんだなぁ。今さらながら、UWFっていったい何だったのかなぁ。
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あと、マジメなフェミニストの人たちにこの記事を見られたら、「セクハラや性暴力を娯楽にするなんて!」と怒られそうな気もしますが、別にオレが擁護する必要はないよね。いくら高山や鈴木が出てるからといって。オレが見たいのはこういうプロレスじゃないんだよなあ。