正直者がバカをみる~自殺の背景

残念ながら、現代社会は人間を「働く機能」で評価します。営業を例にとりましょう。悪事を働いてでも売上を上げる人、正直に生きて売上が上がらない人。会社は全面的に前者を評価します。後者の方はパワハラにあうか、最悪の場合、リストラされます。そして後者の方は「自分はダメ人間」と錯覚して、ますます自信を無くし、経済的にも苦しくなります。その最終段階として自殺が発生します。つまり、自殺撲滅のポイントは「正直に生きる人が高く評価される社会システムを作る」という事になるでしょう。

メタボ検診はデタラメです

何かとウエストで厚生労働省の攻撃を受けておられる皆様。心配はいりません。腹囲85センチという基準値は、実は、日本肥満学会が定めたもので、肥満以外の医学的知識は何も持っていない素人集団です。人間の健康は、腹囲、血圧、血糖値、中性脂肪値、皮下脂肪と内蔵脂肪の比率、筋肉量、LDLなどを総合的に判断して考えるものです。結論としては、血圧、血糖値、中性脂肪値、お腹の脂肪が柔らかい、年齢相応の運動能力、LDLなどに異常がなければ、ウエストサイズはさほど気にする必要はありません。

銀座のオリンピック選手パレードにみる「洗脳政治」

銀座のオリンピック選手パレード。素晴らしいものに見えましたが、あれは、石原東京都知事の策略です。石原都知事は2020年、東京オリンピック招致にこだわっています。こういう種をまいておけば、オリンピック招致の時、大半の都民は「オリンピック招致賛成!」を叫びます。石原都知事は都民の絶大な支持を受け、仮にオリンピック招致に失敗して、数億円の損失をだしても、都民の批判を受けずに済みます。石原ファシズム・・・。なでしこジャパンに対する国民栄誉賞も、民主党の「人気取り」です。ワールドカップで、たまたま優勝したからといって、国民栄誉賞はおかしいでしょう。そんな前例は世界中探してもひとつもありません。国や自治体のトップたちは、国民の事よりも、自分の保身が第一なのです。これが、かつてのナチスドイツのようなファシズムにまで発展してはなりません。

合理主義と信仰は一体のもの

ご存じのように、人間には右脳と左脳があり、どちらが欠けてもいけません。感覚・直感的鋭さと理論的思考力。霊的な感性と数字的な計算力。両方を備えている人が本当の賢者であり、理論や数字だけで物事をかんがえる人に独創的発想は持てないし、感覚や感情だけで物事をかんがえる人は、間違いを犯してしまいます。残念ながら現代社会は理論と数字だけで動いています。特に日本はそれが著しい。そんな社会だからこそ、芸術や信仰が重要になります。芸術は感性を磨くし、信仰は霊的直感を磨きます。こうして右脳と左脳がバランス良く発達し、優れた人格が形成されます。

暴力は必要である

アメリカにはFBIという国家暴力がある。日本には行政代執行という国家暴力がある。当たり前である。ナイフを持った狂人に対抗するには、包丁を持つ意外に方法はない。従って、暴力は必要である。

信仰に対する教条的理解の危険性

寺社を参拝する事は悪いことではありません。でも「宝くじが当たりますように」とか「息子が大学に受かりますように」といった参拝は全く意味がありません。信仰とは、そんな現金なものではないのです。日頃から無心・無欲で、そっと神仏に手を合わせる。それによって、こころは自然に純化されていきます。それによって自然に思考や行動が善良になり、良い結果を生み出します。それが信仰です。私は浄土真宗を信仰する者ですが、お寺には一度も行った事がありません。「お寺に通えば救われるだろう」という不純で打算的な発想は、かえって悪運を引き寄せてしまうからです。信仰とは、そんな教条的なものではなく、自分のこころの中に「絶対的な存在」を置き、その方と、ささやかな交信を行う営みなのです。

技術と知識を持った原始共産主義

資本主義の限界です。そして地球環境崩壊の危機です。未来の理想像として原始共産主義について考えてみましょう。原始時代の人たちは、何を恐れていたかを想像してみましょう。病気、疫病、自然災害、キレイな水が欲しい・・・。しかしそんな問題は、現代の技術を持ち込めば、簡単に解決できます。つまり、原始共産主義と現代技術のハイブリッドです。原始共産主義は、温暖な気候と自然の幸に恵まれた土地にのみ成立します。日本列島はズバリ、それに該当します。そんな土地に人口を集中させ、共同体を形成し、新しい原始共産主義を営みます。つまり、人口の自然淘汰です。それ以外に人類と地球を救う道は無いでしょう。世界的な原始共産主義の形成は、極めて現実的かつ理想的な発想ではないでしょうか。