Togetter - 「渋谷の「尖閣デモ」が報道されなかった理由についての@inumash氏の分析」

http://togetter.com/li/56710
 
http://www.ganbare-nippon.net/news/diary.cgi?no=9
【東京都渋谷区ほか】10.2 中国の尖閣諸島侵略糾弾!全国国民統一行動(10/2)
頑張れ日本!!全国行動委員会
 
 このまとめが、なんとなく、自分の肌感覚と近い感じがあるのでリンク。
 
 政局が色々動いている時期に開催されたデモだったとか、
通常だと人の集まりが悪いはずの土曜日にデモが開催されたこととか、
このデモ自体が緊急で開催されていてプレスリリースが不十分だったとか、
この手の団体の多くが既存メディアを「マスゴミ」扱いして貶めてることとか、
一般企業では10月第1週は半年ごとの人事異動のドタバタに重なることとか、
いろいろな巡り合わせの悪さが重なってしまたのかなぁと予測します。
 
 産経新聞がこの記事の取材を落としたのは読者層を考えると痛いミスだと思う。
逆に、雑誌メディアは、後日面白いレポートを出せるんじゃないかなぁ。
 
 これって、裏を返して言えば、
機動力の高いインターネットTVやbloggerなど独立系メディアにとっては、
マスメディアが扱えなかった取材対象を押さえることができた、
すっぱ抜きネタをゲットできる大チャンスなわけで、
実際、今回のデモをCNNなどは「中国ネタ」として押さえることに成功している。
チャンネル桜」などは日本国内のTV局としては独占取材に近い状態になったわけで、
すごく美味しい1次情報を独占的に撮影することができてとても美味しいなぁ。


って、今回のデモで見かけた『草莽崛起』は
チャンネル桜のスローガン(社是)じゃないか?

 もしも、今回のデモの運営主体にCATV局の「チャンネル桜」がかなり深く関わっていたのなら、
他の報道機関はちょっと報道しづらくなるってのは気持ち的にあるんじゃないかな?
 
 人がいっぱい集まるイベントだからといっても、
例えば、NHKが「24時間TVの関連イベント」を取材したり、
フジテレビの「お台場合衆国」を日本テレビやTBSなどが取材したりというのはないし、
ライバルメディア会社のえらい人が主催に関わるするイベントを取材するというのは
色々逆取材される懸念や縄張り意識などを含めて、心情的にもちょっとやりづらい部分はある。
(駅伝や高校野球など、名が知れた大規模なスポーツイベントの場合は
この手の縛りがかなり緩いのだけどね…スポーツってこういう部分もある。)

 
 ともあれ、ここまで大人数の路上デモ行進が行われて、
いわゆる左翼や"プロ市民"と称される人々だけのもので無くなる風潮が出てきたのは、
過去にサウンドデモを同行取材してきた自分としても大歓迎!
みんなもっと路上でデモしてアピールしましょう、面白いよ。