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中国IT業界よもやま日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2016-05-05

モバイルECサイトの「楚楚街」がシリーズCの投資で10億元を獲得 アプリインストール数は1億を突破

モバイルECサイトとして急成長し、易观智库のデータではタオバオ京東(JD.com)、天猫(Tmall)、唯品会(vip.com)に次ぐ中国ECサイトの5番手に位置していると言われている「楚楚街」がシリーズC投資として10億元を獲得したようです。

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今回のシリーズではソフトバンク中国なども参加しているそうで、2014年のシリーズBの際にはテンセント社なども投資を行ったそうです。

楚楚街はモバイル、いわゆるスマートフォン向けのECサイトなのですが、そのアプリインストール数は2015年末時点で1億人を突破し、月間アクティブユーザー数は3000万人で、年間取扱額は50億元(≒823億円)を超えているそうです。

同社の設立は2010年で、本社は北京杭州のダブル体制のようで、スタッフの人数は300人強になっているそうです。


私は同ニュースを聞くまでその存在すら知らなかったのですが、90后(1990年代生まれ)など若い世代を中心に人気を集めているようで、今回の投資で更なる発展が望めるかもしれないので、動向など注視していく必要がありそうです。


情報元 => ZOL新聞中心百度百科

2016-05-03

ビジネス特化型SNSの「脉脉」が新浪微博(シナ・ウェイボ)のユーザーデータ不正取得で敗訴 賠償金は220万元

Linkedinに似たビジネス特化型SNSを提供する「脉脉(Maimai)」が新浪微博(シナ・ウェイボ)から同社のユーザーデータを不正に取得した件で訴えられていたのですが、北京市海淀区の人民法院は新浪微博の訴えを妥当とし「脉脉」に220万元(≒3600万円)の賠償金支払いを命じました。

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経緯としては新浪微博はサードパーティアプリやサービス向けに同社のアカウントを利用したログインAPIとして正式に公開しているのですが、脉脉はそこで公開・提供されている方法ではなく、別の方法で関連データを取得し、新浪微博がサードパーティに提供していないユーザー情報・属性まで取得してしまっていたようで、新浪微博が定める開発者協定に反するとともに、同社の安全面、ビジネス面を脅かすものとして上記判断が下されたようです。

微信(WeChat)なども同社のアカウントを利用した登録サードパーティAPIとして提供していますし、スマフォアプリWebサイトなどでもFacebookTwitterアカウントログインできる機能をよく見かけるかとは思いますが、一般的にはそれらサービス会社が正式に提供しているAPIを利用して実現するので、これは完全にアウトでしょう。

「脉脉」はビジネス特化型SNSとして登録ユーザー1,000万人、月間アクティブユーザー数が100万人と一定のユーザーを集めていて、2014年下半期には2000万ドルのBシリーズの融資を獲得するなど事業は急速とまではいかないものの、順調に伸びているようだったのですが、コンプライアンスなどの体制が追い付かなかったのかもしれません。

冒頭で紹介したLinkedin(中国名:领英)は中国進出して2年となる2016年3月末時点でユーザー数が2000万人になるなど、ビジネス特化型のSNSも一定の市場は中国でも確立されていますが、今回の判決が脉脉のビジネスにどう影響していくのかにも要注目でしょう。


情報元 => 新浪財経京華網

2016-04-29

2016年3月末時点の中国4Gユーザー総数は5億人を突破

中国移動(チャイナ・モバイル)、中国聯通(チャイナ・ユニコム)、中国電信(チャイナ・テレコム)から2016年度第1四半期の業績がそれぞれ発表され、各キャリアの携帯電話契約ユーザー数も公表されていたので紹介したいと思います。

2016年3月末時点で各キャリアの携帯電話契約ユーザー総数は下記の通りです。

中国移動 ・・・ 8.34億

中国聯通 ・・・ 2.59億(純増110.3万)

中国電信 ・・・ 2.03億(純増474万)

上記をシェアを表すグラフに直すと下の図のようになります。

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中国移動が全体の3分の2に迫る64.3%シェアをとり圧倒的な位置にいます。

これを4Gユーザー数のみに絞るとそれが更に浮き彫りになります。

中国移動 ・・・ 3.77億(純増(純増6423万)

中国聯通 ・・・ 0.59301億(純増449.9万)

中国電信 ・・・ 0.7491億(純増1645万)

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中国移動のシェアは4Gユーザーに絞ると4分の3に迫る73.7%に上昇します。


前回も指摘した通り4GはTD-LTEが先にライセンス許可されるなど中国移動有意な面があったことは否めませんが、第1四半期の純増数だけ見ても3Gや2Gユーザーをなお多く抱えている中国移動の優位はしばらく変わりそうにありません。


情報元 => TechWeb

2016-04-14

2016年3月度中国スマフォアプリランキング MAUの最多は微信(WeChat)、新規インストールの最多はAndroidが応用宝、iOSがYouku

 

モバイルインターネット専門の調査研究会社Quest Mobile(贵士移动)3月度の中国スマートフォンアプリに関する調査データを発表しました。

まずはAndroidiOS全体の月間アクティブユーザー数(MAU)とAndroidのみのMAUのランキングです。

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微信(WeChat)QQという中国の2大ソーシャルメディアアプリが全体(左側)でもAndroidのみ(右側)ともに1位と2位を占めており、微信(WeChat)が全体で7億673.3万、Androidのみで4億7942.5万で、QQが全体で5億5396.3万、Androidのみで3億8230.2万というMAUになっています。

3位以下の主だったところでは、全体とAndroidのみで多少のランキング変動がありますが、手机淘宝(モバイルタオバオ、全体:3億4585万 Android:2億8592.4万)、腾讯视频(テンセント動画、全体:2億9390.7万 Android:20647.1万)、手机百度(モバイルバイドゥ、全体:2億8189.8万 Android:2億3555.7万)などが上位を占めています。

アリババグループのモバイルペイメント「アリペイ(支付宝)」は全体では6位にランキングしているのに、Androidのみでは14位まで後退するというのはiOSユーザー率が他と比べて高い、といえるかもしれませんね。


続いては3月度に新規インストールされたアプリのランキングです。

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左側がAndroidのランキングで、右側がiOSのランキングなのですが、Androidでは「応用宝」というテンセント系のAndroidアプリマーケットのクライアントが首位に立ち、iOSでは优酷(Youku)という中国最大手の動画サイトのクライアントが首位に立ちました。

その他では爱奇艺视频(iQiyi)や腾讯视频(テンセント)などの動画サイトのアプリAndroidiOS双方で上位にランクインしているのと、Androidでは百度手机助手(バイドゥモバイルツール)やQQ浏览器(QQブラウザ)などが上位にランクインし、iOSでは手机淘宝(モバイルタオバオ)や配車アプリ嘀嘀出行がランキングしているのも特徴かもしれません。


MAUで今が、新規インストールで今後の動向が図れそうなので、本データは継続的に注視していきたいと思います。


情報元 => TechWeb21CN

2016-04-05

マイクロソフト中国、中国電子科技集団と共同開発した専用Windows 10を中国政府、国営企業に導入へ

マイクロソフト中国の董事長兼CEOの贺乐赋氏が明かしたところによると中国電子科技集団と共同開発していた中国政府向けWindows 10のバージョン1が完成し、近々各政府部門国営企業に導入されていくことになったとのことです。

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中国政府国有企業Windows XPを数多く利用していたのですが、2014年マイクロソフトがサポートを終了してしまっていたため、OSアップグレードに迫られていたのですが、Windows 8などは見送り、今回のWindows 10専用版を採用することになったそうで、採用の過程ではLinuxも検討され、工信部の指示は得ていたようなのですが、結果としては技術面での問題や今まで利用していたアプリの互換性などの理由で導入には至らなかったようです。

今回のWindows 10専用版はコンシューマ向けのアプリがいくつか削除され、管理機能やセキュリティ面での強化を図ってはいるが、アプリ面での互換性は保たれているので、通常のWindows 10で動作するアプリもそのまま問題なく動作するとのことです。


今回、マイクロソフトが提携した中国子科技集団というのは国務院直轄の国営企業軍事関連のコンピュータシステムをはじめ、政府系、国有企業系の大型システムやソフトウェアを研究開発している国有企業なのですが、今回のWindows 10専用版開発のため中国子科技集団が51%、マイクロソフト中国が49%の株を持つ合弁会社設立していたそうです。


前回のBaidu統計のデータではWindows 10の利用率はまだまだな感じではありましたが、今回の件でWindows 10が急速にシェアを拡大していきそうです。


情報元 => TechWeb千家網