米財務長官にゴールドマン・サックスCEO

ブッシュ米大統領は30日、ジョン・スノー財務長官(66)の辞任を発表、後任に米証券大手ゴールドマン・サックスのヘンリー・ポールソン会長兼最高経営責任者(CEO、60)を指名すると表明した。上院の了承を経て正式に就任する。人気低迷に悩むブッシュ政権は、ウォール街の大物を起用することで、市場からの信頼獲得をめざす。

 末期症状のブッシュ政権中間選挙を控えて、財務長官を入れ替え、経済政策のてこ入れに乗り出すらしい。ゴールドマン・サックスのCEOが財務長官と言うけど、よく引き受けたなあ、という気もする。この時期のブッシュ政権入りというのは、火中の栗を拾う感じがするが、もう功成り名を遂げた人がなぜ? 愛国心か、功名心か。それとも、ホワイトハウスからの誘いというのは、やはり断り切れないものがあるのだろうか。あるいは、ブッシュ政権もここまで人気が落ちれば、底値買いみたいな心境なのだろうか。

今村昌平氏が逝く。79歳

人間の生と欲望を力強く描き、「楢山節考」と「うなぎ」でカンヌ国際映画祭の最高賞を2度獲得した映画監督の今村昌平(いまむら・しょうへい)さんが30日午後3時49分、転移性肝腫瘍(しゅよう)で死去した。79歳だった。

 なぜか、野坂昭如原作の「エロ事師たちより 人類学入門」とか、「復讐するは我にあり」とか、「人間蒸発」とか、見たなあ。「楢山節考」とか「うなぎ」とかの“名作”は見ていない。「豚と軍艦」「にっぽん昆虫記」「赤い殺意」とかいった日活作品や、「神々の深き欲望」とか60年代の作品が一番、脂がのった時期の作品なんだろうけど、このへんは見ていないなあ。ということは、今村昌平の映画をきちんと鑑賞していないというきこと。映画マニアとしては、このあたりの作品を勉強しておかないと日本映画の歴史は語れないんだろうな。何となく猥雑な映画をつくる監督さんというイメージが個人的にはあるが、ちゃんと見ていないから、ごくごく少数の映画を見た印象。昨日、岡田真澄氏の訃報が出ていたが、岡田と今村には接点があって、それは川島雄三監督の「幕末太陽伝」。岡田真澄が軽妙な傍役で出ていたが、今村昌平はこの映画の助監督だった。そのふたりの訃報が続いたのも、何かの縁というものなのだろうか。

CMソングの女王、「のこいのこ」のアルバム

オノデンボーヤ」「エバラ焼肉のたれ」「カップスター」など、録音したCMソングの数、約800曲! 彼女なくしては日本のCMソングは語れない、隠れたCMソングの女王“のこいのこ”のアンソロジー・アルバム『のこいのこ大全』(VICL-61933 税込3,000円)がついに発売されます!

 「オノデンボーヤ」といわれると、声が思い浮かぶところは「CMソングの女王」の「女王」たる由縁なんだろう。800曲というのも、なかなか。でも、確かに良く聴く声だものな。でも「のこいのこ」って、「のこ・いのこ」「のこい・のこ」それとも一気に「のこいのこ」なんだろうか。

のこいのこ大全

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