赤福、“無期限”営業停止

和菓子の老舗「赤福」(三重県伊勢市)による赤福餅(もち)の製造日偽装問題で、三重県は十九日、同社が売れ残りの商品も冷解凍して再販売していたことを受け、食品衛生法違反で伊勢市朝熊町の本社工場を営業禁止処分にした。処分は期限を設けず、再発の恐れがないと確認できるまで営業できない。また、農林水産省三重県名古屋市などは、合同で本社工場や名古屋営業所(名古屋市中川区)などを立ち入り検査した。

 赤福問題、日を追って悪い情報が出てくるという泥沼状態。品質管理も、ブランド管理も、リスク管理もない状態で、経営の不在といわれても仕方がない。しかし、赤福、好きなのになあ。さびしいなあ。

東京国際映画祭が開幕

東京国際映画祭が20日、東京・六本木ヒルズと渋谷Bunkamuraで開幕した。六本木会場では、隣接するけやき坂からアリーナまで約200メートルの赤じゅうたんが敷かれ、オープニング作品「ミッドナイトイーグル」(成島出監督)の竹内結子さんや大沢たかおさんをはじめ、出品作品の出演者・監督ら300人以上が登場。オープニング・イベントでは、20回目を迎える映画祭にちなんで、20歳の女優、長澤まさみさんが開会宣言した。

 今年も東京国際映画祭が開幕。ハリウッドやカンヌのようにレッドカーペットの上をスターたちが歩くが、写真を見ていると(このサイトにもいっぱい出ているが)、長澤まさみよりも、中井貴一主演「鳳凰」のヒロインを演じた中国人女優、ミャオ・プゥ(苗圃)のほうが大胆なスリットのドレスのせいもあるかもしれないが、ゴージャスで、スターの風格を漂わせている。やっぱり中国の時代なのだろうか。

ブラックマンデーから20年。相場は荒れ模様

19日の米株式相場は大幅安。ダウ工業株30種平均は5日続落し、前日比366ドル94セント安の1万3522ドル2セント。9月17日以来、約1カ月ぶりの安値で終えた。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、同74.15ポイント安の2725.16で終えた。決算や見通しへの失望感から大型景気敏感株が下げ、相場の重しとなった。ダウ平均の下げ幅は8月9日以来最大、ナスダック指数の下げ幅は2月27日以来の大きさとなった。

 サブプライムの余波はいまだ収まらず。マーケットは引き続き不安定な動き。株式市場安定のために資金を投入すれば、それが商品相場を吹き上げるという副作用を生むという複雑な状況になってきた。

相場は荒れても、Googleは好調

インターネット検索最大手の米グーグルの時価総額が19日、終値ベースで初めて2000億ドル(約22兆9000億円)を突破した。前日に発表した7?9月期決算が売上高、純利益ともに過去最高を更新する好業績だったことから株価が上昇。ネットワーク機器最大手のシスコシステムズ時価総額を上回り、シリコンバレーに本社を置く企業で最大になった。

 マーケットは荒れ模様だが、グーグルの時価総額は2000億ドルを突破。ネットへの構造変化は変わらないということね。ついにシリコンバレーで最も価値ある会社になった。

G7は、金融不安と中国の台頭がテーマ?

日米欧の7カ国(G7)による財務相中央銀行総裁会議は19日午後(日本時間20日朝)、米住宅問題や原油高が世界の経済成長を減速させるとの懸念を明記した共同声明を採択し閉幕した。金融市場の不安定はまだ続くとして注視する姿勢を強調。金融機関のリスク管理格付け機関の運営などで改善策を詰めることも決めた。為替相場については中国に人民元相場の切り上げペースを速めるよう求めた。

 G7は、サブプライムに揺れる金融システムが最大の懸念材料。一方で、中国が為替の波乱要因。世界経済のエンジンにもなってきたが、これがどこまで信頼できるのかが分からない。読売新聞も日本テレビも落胆しているだろなあ。もうあまり期待もしていないか。

日本シリーズ、セリーグは中日

プロ野球セ・リーグクライマックスシリーズ(CS)第2ステージ(5回戦制)第3戦は20日、東京ドームで行われ、中日(レギュラーシーズン2位)が4−2で巨人(同優勝)を下して3連勝。リーグ優勝した昨年に続いて日本シリーズ出場を決めた。中日と日本ハムが2年連続で対戦する日本シリーズは、27日に札幌ドームで開幕する。

 クライマックスシリーズのおかげで、終わってみれば、日本シリーズ日本ハムと中日という去年と同じ顔合わせ。巨人は最後の最後まで詰め切ることができなかった。

「ペルセポリス」がアニメになっていた

パリでイラストレーターとして活躍するイラン人女性マルジャン・サトラピが、自身の少女時代を描くグラフィック・ノベルを自らアニメ映画化した「ぺルセポリス」。10月18日、東京・銀座の東武銀座ホテルにて、マルジャン・サトラピ監督とバンサン・パロノー共同監督が来日記者会見を行った。

ペルセポリスII マルジ、故郷に帰る ペルセポリスI イランの少女マルジ マルジャン・サトラピのグラフィック・ノベル「ペルセポリス」がアニメになっていた。カンヌ国際映画祭でも話題になっていたらしいが、気がつかなかった。このグラフィック・ノベル、イランの普通の人々の普通の生活感覚が反映されていた新鮮だった(といっても中流か、アッパー・ミドルだろうが)。アニメは来年の正月公開らしいが、見てみたい。
・AFPの動画ニュース
 http://www.afpbb.com/article/1595285
・映画の公式サイト
 http://persepolis-movie.jp/