「ビオトープガーデン」、研修しました。

ハナカイドウの枝に止まる「シメ]。(25

連日の暖かい朝、佐久地方は一気に季節が進み次々と花が咲きます。
まさに「百花繚乱」の好季節です。
野鳥たちの元気はつらつ…、バラまいたヒマワリの種子を「シメ」が味をしめて?啄ばんでいきます。
画像、「ハナカイドウ」の枝に止まって、地上のヒマワリ種子に狙いを定めています。

地面に下りて、あの厚い嘴で盛んに啄んでいます。

先日の探鳥会で、繁殖期の♂の嘴は鉛色に変わるとか…。
この鳥は、さて、どちらでしょう?
お腹が満足してところで、いつものように、お水をいただきます。
鳥の飲み方は、上を向いて、重力に任せて流し込みます。

あの、ずんぐりむっくりの「シメ」が、こんなに体が伸びるとは…、驚きました。
「市民交流ひろば」ワークショップのガーデニングチームが、実地研修に出掛けました。
「パラダのビオトープガーデン」で、直接、提唱者に教えていただきました。
方々の公園などでも、講演会や実際に指導をされています。

ご自分が著した『小さなビオトープガーデン』(主婦の友社)は、一番売れている本だそうです。
ビオトープとは生き物のための場所…。人間のためではない…。
広辞苑』には、〜また、公園などに作られた、野生の小生物が生存できる環境。と、解説があります。
「近年、野の花が滅びている」という現実を憂い、地元の物で、再生を試みる…。他からの物は、不足を補う程度にする。窓辺から、ベランダでも…。
ローメンテナンスのやり方が、みんなの健康のためになる…。
大いに賛同できる、お話でした。
途中、「ツリガネニンジン」や「クサボケ」など、子どもの頃に親しんだ植物がほとんど見られずに寂しい…、と、話すと、こちらのガーデンでは、種子から殖やすことを試みているとのこと、勇気づけられました。
大型ビニールハウスに行き、苗作りの様子も見せていただきました。

シダルセア・ロザンナ」の株と、そのポット苗です。
 
この後、実際に「エキナセア」と「ルドベキア」のポット苗を植える体験をしました。
直線的・画一的な、いわゆる「毛氈花壇」にするのでなく、「ナチュラルガーデン」として、より自然に見える植栽を心がけます。
「サンショウ」、「クサギ」、「フェンネル」など、蝶の食草にも配慮た植栽も印象に残りました。

自分たちが手がける「市民交流ひろば」の植栽のために、参考にすることがたくさんありました。ありがたい研修でした。
「ポット苗」の準備など、できるところから、自信をもって進めて行くことにします。
予報通り、暑くなりました。
アメダス、最高気温は、23.1度(14時)。13時以降に、24度以上の最高気温があったものと思われます。
今日、「弥生九日・上弦」のお月さまが天頂にかかりました。(18:47)

暑いのは今日まで…、明日以降は「西高東低・冬型」により寒気が流入、寒くなる予報です。