【開催報告】3月21日(日)

第3回「初めての読書会@福岡」開催報告

【日時・場所】3月21日(日)AM9:00〜10:30 福岡市文学館 第1会議室

【参加者】女性6名+男性3名=合計9名(ふくおか明るい読書会で知り合った方1名、朝食グルメ会で知り合った方1名、フォトリーディング受講仲間4名、知人からの紹介1名、友人1名)みなさんの職種は、大学院生、編集者、セラピスト、OLさん、税理士、エンジニア、行政などでした。

【形式】オススメ本紹介スタイル

【みなさんにオススメいただいた本】

人事屋が書いた経理の本

人事屋が書いた経理の本

専門家向けに書いた本ではなく、新入社員が読んでも、深く理解できる本。この本は「35歳までに身に着ける経理力」で紹介されていました。昭和53年に出版された134版にもなる名著です。粗利や損益分岐点のことが図解つきで書いてあります。簿記という言葉はBOOK KEEPINGを日本語読みにしただけ等という小話が豊富です。いろんな研修で偉い先生たちが「ゲーテが、複式簿記は人間が発明したものの中で素晴らしいものだ」、と仰るのを聞いたりするが、元ネタがここにありました。総務畑の人たちが書いた本なので、噛み砕いてあり、分かりやすく、とっつきやすい。

頭がよくなる魔法の速習法

頭がよくなる魔法の速習法

勝間和代さんがフォトリーディング講座をこの著者から受けて、絶賛されていたので、気になっていた著者の1冊です。とても具体的で実践的で良い本だと思いました。方法としては、まず、プライミングをかけるために、ざっくり全体を読んでしまい、目的を持って読むということでした。その分野についての知識が全くない場合の方法、詳しいことを知りたいとき、小説を読むときの方法がそれぞれ解説してあります。フォトリーディングを習っても、最近、普通の読み方に戻ってしまったが、この方法は身に付くと思った。フォトフォーカスについては書いてありません。

主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ

主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ

人間ドッグを受けたら血糖値が高いといわれ、びっくりし、1ヶ月後の再検査までに、ネットで調べたらこの本にたどり着いた。著者は、糖尿病の専門病院を経営されている方。炭水化物は糖質。糖質につながるものを一切食べないという食事療法。試してみたら、1ヶ月後、数値が改善された。その後、治った!炭水化物をあまり摂らないことによって、抑えられるのだ、ということをご紹介したいと思ってこの本を選びました。この方のブログでも、かなり紹介されています。糖尿病になる可能性がある方は、炭水化物を控えてみては?白いご飯は避けて、玄米にする等。

初心者は株を買うな! 日経プレミアシリーズ

初心者は株を買うな! 日経プレミアシリーズ

投資を勉強してみようと思って読んだら、とても読み易かった。アインシュタインの言葉「人類の発見の中で最大ものの一つは複利である」。市場の平均をとるインデックス投資が堅実なやり方だと紹介されている。インデックス投資をして、将来の不安をなくしたいと思った。著者は、長期投資のオピニオンリーダーで、ツイッターなどフォローしている。(ただ、長期投資は、資本主義が右肩上がりで伸びていくということが前提なので、疑問も残る。)

脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)

脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)

サッカーの日本代表星野監督が倒れたときの救急救命医であったり、北京オリンピックの競泳チームの勝負脳を考案して効果を上げた方。脳は実際は何割かしか使われていない。脳にとっての悪い習慣を知り、それをやめることでパフォーマンスを上げましょう。7つの習慣のなかで、「言われたことをコツコツやる」、「常に効率を考えてする」ということは、日常生活のうえでは非常に重要と思われていることが、それをやめることで、集中力が高まったり、いいアイディアが浮かぶ効果があるということが、理論的で分かり易く説明してある。自分の脳を客観的に考えるのに役立つ。この本を読んで、実践していることは、「ゴールが間近で終わりかけのときこそ、ここからだ!と考えるとパフォーマンスが上がる。」など。

TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究

TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究

  • 作者: ハイラム・W.スミス,Hyrum W. Smith,黄木信,ジェームススキナー
  • 出版社/メーカー: キングベアー出版
  • 発売日: 1999/01/01
  • メディア: 単行本
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7つの習慣関連本。時間の使い方に関する7つの習慣。「7つの習慣」に挫折した人向け。2〜3回、7つの習慣を読んでみたが、厚いし長いし、頭に入らなくて…。時間管理本というと、普通はデットラインを決めて効率UPをしましょうということが書いてあるが、これは「自分の人生の価値観は何か」など、深いことが書いてあるので、私にとっては殿堂本です。自分が人生でやることはこれだと優先事項が決めてあって、たとえ5分だけでもそれができれば、人生の目的を少しだけでも出来てるので満足感を得られ、心やすらかに過ごせる。

ソース~あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。

ソース~あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。

著者はもともと教師で、ヤンキーとか登校拒否の生徒をどうやって学校に来させるかに取り組んだ方。真に内側からワクワクすることをやらせれば、来た。これは大人にも適用できる。やりたいことに優先順位をつけるのではなく、読書もダンスも好きなら、たとえ少しの時間しかかけられないとしても、やりたいことを全部やる。全部やっていけば、人生に勢いがつき、チャンスがやってくる。

詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)

詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)

詩人の茨木のり子さんが、好きな詩を集めた1冊。感想や詩の考え方を紹介してあります。詩は比喩や暗喩だらけで分かりにくいから詩なんて役にたたないと思っていたが、普段の言葉で日常や気持ちを詠ってあって、すがすがしい気分にさせてくれた。有名な詩人もあれば、無名の詩人もある。「便所掃除」という詩がとてもインパクトがあった。戦後の国鉄の和式のじめじめ暗い不特定多数が使う便所掃除の詩。(リクエストを受けて)〜朗読〜。

13日間で「名文」を書けるようになる方法

13日間で「名文」を書けるようになる方法

大学での「言語表現法講義」の書籍化。学生に名文を読ませて、先生が解説するのではなく、学生に考えさせるというもの。先生と学生との真摯な対話。名文を書くには、小手先のテクニックではなく、本当に大切なことは何なのかということを考えることが大切だ、ということを気づかされた1冊。取り上げられる名文は、スーザンソンタグの文章や、憲法前文とカフカしょこたんのブログなどで、どれも感動する。文章術の本で、感動するということはめったにないことなので、この本を紹介しました。

【ディスカッション】
プレゼンが一巡したあと、残り時間が10分しかなかったので、まとめのディスカッションではなく、持ち寄った本を回覧しました。目次や中身をぱらぱら見ていると、「書き込む派」と「書き込まない派」に分かれることが判明。私は「書き込まない派」です(笑)

【ランチ】
今回は、せっかく霧島、鹿児島など遠方からご参加いただきましたので、時間のある方のみ6名でランチしました。会場は、文学館近くのカフェ「コマンタレブー」にて。パスタや日替わりも選べましたが、皆仲良くカレーランチにしました。サラダ、スープ、デザート、飲み物までついて900円で、美味しかったです。楽しく会食して、12時過ぎにお開きとしました。

とても楽しい時間を過ごすことが出来ました(^^)
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました!