キャンセル不可

すでに持っている本を、間違えてアマゾンで注文してしまう(似たようなタイトルの本が多すぎなんだよ、沢木耕太郎)。慌ててキャンセルしようとするが、受理されず。「通常24時間以内に発送します」となっている商品は、注文を受けるとすぐに発送作業を始めてしまうので、基本的にキャンセルはできないようだ。あれま。

日本シリーズ

ダイエーワンサイドゲームだった第2戦を除けばすべてサヨナラで勝負が決まるという、異様な展開になってきた。両チームの熱心なファンにとっては心臓に悪いシリーズだろうが、傍観者としてはこれぐらい面白いものもない。日曜日は取材で家を空けている可能性が高いので、できれば第7戦までもつれてくれ。

クセナキス

この日記には定期的に「クセナキス シナファイ MIDI」というキーワードで検索してくるひとがいる。要するにクセナキスの「シナファイ」のMIDIファイルがほしいのだろうが(そのまんまだ)、怠惰なことでは人後に落ちないこのオレが、クセナキスの曲のMIDI化なんていう、考えただけでも面倒なことをするはずもない。まあ、純数学的な方法論で作られたクセナキスの音楽は、生身の人間よりも、コンピュータやシーケンサーが演奏するほうが似合っているようにも思うが。

そもそもクセナキスの「シナファイ」なんて、定期的に検索されるほど有名な曲でもないだろうと思いきや、「とくダネ!」で紹介されたことがあったようだ。そういえばオレもLinuxの特集を組むということで、「めざましテレビ」から電話取材を受けたことがある(結局はあれは放映されたのだろうか。そしてオレのコメントはどのように扱われたのだろうか)。クセナキスといいLinuxといい、フジテレビの朝のバラエティー番組は意外とアナーキーなんじゃないのか?

戦後音楽

ところで21世紀にもなって、クセナキスシュトックハウゼンやブレーズや武満徹やノーノやペンデレツキを「現代音楽」と呼ぶのは、さすがに現状にそぐわないのではなかろうか。オレとしては大江健三郎の初期作品や安部公房を「戦後文学」と呼ぶのと同じようなニュアンスで、「戦後音楽」と呼んだほうがしっくりくるのだが、いかがなものだろう。