本日の読書
- 作者: 島田裕巳
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2007/06/13
- メディア: 新書
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- 作者: 四方田犬彦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2007/12/19
- メディア: 単行本
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本日の誤訳
この日付の日記でmousmé - Wikipédiaを意訳したが、昨晩になって「意訳といってもこれはひどい」という点がいくつか見付かったので、訳し直した。すでにブックマークしているひとは、新訳(大袈裟だよ)を読み返していただきたい。
甘粕冤罪説?
今日はもう日記を更新しないつもりだったのだが、四方田犬彦『日本映画と戦後の神話』を読んでいたら、「ちょっと待てよ、おい」と言いたくなる文章に出喰わしたので、報告する。「李香蘭とは誰か?」のなかで、彼は次のように書いている。
2.李香蘭をめぐる男たちの群像のポルトレ。(中略)大杉栄事件にかかわったのち、満映の孤独な支配者として君臨した甘粕(ちなみにわたしは、個人的には彼の大杉殺害は冤罪であったと考えている)。
『さよなら絶望先生』第九十話を真似れば、「さらっと言うなよ」といったところである。大杉栄といえば甘粕正彦。甘粕正彦といえば大杉栄。そのくらいこのふたりの名前は強く結び付いている。それをこれといった根拠も示さずに、「冤罪であった」とは。しかも版元は岩波書店である。担当編集者は困惑しなかったのだろうか。
オレは「ラストエンペラー」やら教養系の新書やら日本近代史を描いた漫画や小説やらで、漠然と大杉栄と甘粕正彦の人物像を知っているだけで、本格的な伝記や研究書は読んでいない。しかしいずれにしても、「甘粕冤罪説」なんてのは目にしたことがない。もしかしたら最新の歴史研究では事情が違うのかも、と思って検索したら、次のような記事が見付かった。
甘粕大尉 - Welcome party - Ynishi Bussiness Logs
http://d.hatena.ne.jp/yuuntim/20050715#p2
どうやら
- 作者: 角田房子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/02/09
- メディア: 文庫
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