入場
引き換えクーポン券の引き換えも当日券の購入も同じ行列に並ばされるのって、引き換えクーポンを買う意味が半減するよな。ちょっと悲しい。でも行列自体は長くない。やっぱりお昼だからかなあ?(みんな早く来るのかしら)
入場口でボディチェックです。
まずはかばんチェック。「ペットボトル持ってないですかぁ?」ってやつ。(その厳しさが)今話題のアレですね。場内で何か飲み物を買えると信じて、ペットボトルはすでに処分しておいてありますからこれは無問題。
続いて金属探知。かばん、携帯、カメラとはずして探知機を通る。これは余裕でしょう!
ぷーーーーーーーーー♪
「すいませんーこの人チェックお願いします」
あれぇ?なんか持ってたっけ。
ハンディ探知機をもったお兄さんにボディチェックを受けると、コートのポケットが反応。ポケットから出てきたのはカロリーメイト…
「あー。これですねぇ」
なんと、フードチェックもしていたのか!と思って驚愕するが…
「この包装の銀紙が反応しちゃうんですねー」
とのこと。カロリーメイト所持自体にはお咎めなし。とても暖かい処置ですが、いいんですか?軽食持ち込み禁止じゃなかったっけ…(っても中でカロリーメイトをむさぼり食う気はないんですが)。
「だじゃれ言って」「よっかにしよっか?」
ロボットステーションは、「わんぱく広場」っていう体験型のパビリオンの中にある。内部は親子連れでにぎわっているが、入場規制がかかるほどの混み具合ではない。ある意味穴場。
「ロボットステーション」にはいろいろなロボットの展示があった。警備ロボや掃除ロボなど、会場で運用されてるロボットの実機の展示ブースがあり、ちいさなロボット展示会の様相。
ビデオ展示もある。「ロボット」を「手作業族」「探検族」「共生族」に分類紹介するビデオだ。いろいろな研究機関のロボットも多く紹介され、関心しつつ見ていたところへ、どっかで見たような身内ロボットがぞろぞろ出てくるので笑いっぱなし。きわめつけに
ネタの身内っぷりに爆笑。笑い死ぬかと思った。
パペロはどこにいるんだろう、と思って探すと、近くにパペロの働くブースがあった。託児所のように親子連れの家族を一定時間預かって遊ばせるようになっている。予約制らしく、レストランの満席時のように、入り口で記名して呼ばれるのを待つシステム。しかし、残念ながら3才〜12才専用。(この話を聞いて「子供を貸し出すサービスとか儲かりそうだねえ」、とは姉の談。)
子供の相手をするさまを見学することは可能。
子供の相手をし終わってぽーっとたたずむさまがかわいらしい。
こいつらと遊べないのは悔しいが、わきに会話デモをしてくれるパペロが2台いたのでよしとする。
にぎやかな会場で音声認識を確実にするためか、反応するキーワードが30個くらいに制限されてしまってるのがちょっとさびしいが、相変わらず反応はお茶目でキュート。今公開されてるすべてのロボットの中で一番、「我が家に1台」ほしいロボットですよ。
さて、実機展示ブースでとくに目を引いたのはテムザックのムジロー。
WEB記事の写真で見たときはいまいちに思っていたのだが、実機がいい味出してるんだこれが。デモが夕方の一回のみとのことなので、デモが始まるまで時間をつぶす。
「わんぱく広場」にはほかにいろいろな展示があり、アニメーションにまつわる展示(「パクシ」を作った人の作品)や、食に関する展示、大阪万博に出展されていたロボット音楽バンドの展示(指揮者ロボットの腕がムーブマスターなのに笑ってしまいましたが)などいろいろ。
おなかが減ったので外に出てフードジャングルってところへ。ジャングルって言うからにはいろいろお店があるのかと思ったけど、小さなお店が2件隣り合うだけだった…
そこでトルコ料理のケバブサンドとアイスを食べる。おいしい。ちょっと高いが、その分売り子のお兄さんたちがかなり愉快なパフォーマンス。面白い。
ロボットステーションに戻って、ムジローのデモを拝見。
フードカバーががばっと開いて作業形態に変形し、アームで不審物除去作業をするのだが、よく動く。デモに使うコンテナを特別に持たせてもらえたんだけれど、かなり重いものだった。「公称10kgまで持てることになってますが、実際は20kgぐらいまでいけますよ」とのこと。グリッパも指の各軸にすべてモーターが入っているパワフルな設計。また、床に落ちてるものをひろう都合上、人間とは親指のついてる向きが逆になっている。ほんとは手のひらの表裏がない機構設計になってれば、それは関係ないのだろうけれど、親指の第一関節のモーターケースがほかの指の動作範囲を制限してしまうため手のひらの表裏が生じてしまって止むを得ない模様。
ずーーーっと間近でかぶりつくように見れたので入場料(\4,600)ぶんの満足は得られた。幸せ。満腹です。万博堪能した。(え?おかしい?)
雨がひどくなった…
そのあと、グローバルコモンっていう各国パビリオンの領域を散歩する。国のパビリオンは企業にくらべてずいぶん余裕があるようだ。さびしいことです。イギリス館を見に行こう、という話になり、長距離移動に。
途中、移動距離が長くくたびれそうになったのに、雨で自転車タクシーが止まってて凹んだとか、トラムがすべて自分たちの移動ルートと逆走していて利用できず凹んだとか、バスのダイヤがあわなくて凹んだとかそういうこともあったがさておくことにする。ただ、砂地のところが激しくぬかるんだり、トラムの軌道とおぼしきアルミ板(ステンレス板?)が雨でぬれて歩行者にとって大変危険だったことは付記しておく。
途中、いろいろあやしい物体が。
太陽発電で光るお花とか。
日本館や大地の塔はやはり大行列。無理無理、こんなの見れないよー。
インドネシア館に寄ったり、アフリカ館に寄ったり。
インドネシア館はあとで聞いた話だが、本来使おうと思っていた素敵な内装などがすべて船積みされて出航を待ってる間に津波で流されてしまったり、パビリオン建築する予定だった大工さんがやはり地震で何人も亡くなってしまったりと大変だったらしい。展示は完璧なものとはいいがたいが、こんな状況下であれだけのパビリオンを準備したと思うと、すごいことだ。みなさん、もしお立ち寄りの際はぜひお土産モノを買ってあげてください。
「月から落ちた石」
イギリス館は、最初にジョークに富んだ庭園がお客さんを迎えてくれる。イギリスといえば庭園だが、ここの庭園はオカシイ。
まずいきなり和風の立て札。
月から落ちた石
二〇〇五年二月二十四日
満月の夜
月からの隕石が
この庭に落下したが
未だに見つかっていない
奥に行くと「座ってください」と書かれた巨大な椅子があり…
…さらには、犬小屋サイズの、のっぺりと白塗りされた切妻屋根のカタマリがぽつんと置かれ、その脇にひとこと。
「ホワイトハウス」
爆笑。なんつー痛烈なギャグ。(「さすがビーンを生んだ国」とは姉の談)
館内に入ると、体感的なUIを持つVRっぽい技術紹介展示。なかなか面白い。
月と地球を模したハンドルをぐるぐる回すと、打ち寄せる波のように文字が打ち寄せて説明文を浮かび上がらせる展示や、かざした手を左右に振ると巨大な本(絶滅危惧種データブック)のページがめくれる展示、ぶらさがった蜂の巣を動かすと、"はち""BEE"の文字が蜂のごとくブンブンいいながら蜂の巣にむらがる展示など。
最後、売店に来てはじめてイギリスっぽくなる。紅茶にクッキー多種。
売店を出ると、イギリスの素敵なところの写真が巣箱の中に展示されている。
晴れてればゆっくりのぞいて回るんだけど、雨降ってると屋外展示はつらいよ…
「なぜキッコロゴンドラは有料で、モリゾーゴンドラは無料なのか」
ゴンドラに乗ってイギリス館のあるあたりから北ゲート方面に戻る。
トヨタは遠目に見てもものすごい人数並んでいたので、もう目もくれず撤退。
いいヨ、さすがに雨の中長時間行列してまで見たいと思わないですよ…
雨の中酷使したせいで、COOLPIX995が壊れた…乾いたら治るかなあ。