「コクリコ坂から」

宮崎吾朗監督、高橋千鶴/佐山哲郎原案。東京オリンピック開催目前、横浜の港南学園高等部2年の海(声:長澤まさみ)は古い洋館で祖母に代わって下宿コクリコ荘を切り盛りしていた。学園ではカルチェラタンと呼ばれる老朽化した部室棟の取り壊しに、生徒会長の水沼や風間俊(声:岡田准一)たちが反対していたが…。「ゲド戦記」(id:zom-1:2006080#p1)はあまりに平凡だったけど、今回はそれなりに面白い。余りにシンプルな物語の展開だけど、それだけに丁寧に描かれるべきところは描かれている。それでも、ジブリらしいこだわりはあんまり感じられないかな。当時の舞台付近の元住民としては、あんまり横浜っぽく感じ無かった。なんでだろうか、海の色が奇麗すぎるからかな。
http://kokurikozaka.jp/

2011年上半期外国映画ベスト5、ワースト3

上期に劇場で観た映画は91本、外国映画は52本。震災の影響で例年よりは少ない。
○　ベスト5
1.「BIUTIFUL ビューティフル」(id:zom-1:20110626#p1) 見事な生と死の物語
2.「ブラック・スワン」(id:zom-1:20110521#p1) 細部まで気が効いている
3.「わたしを離さないで」(id:zom-1:20110331#p1) 生の不条理さが魂をゆさぶる
4.「塔の上のラプンツェル」(id:zom-1:20110313#p1) これぞエンターテイメント
5.「ミスター・ノーバディ」(id:zom-1:20110515#p1) 不思議に心に残る
○　ベスト番外
「トゥルー・グリット」(id:zom-1:20110416#p1) スピード感がある新鮮な西部劇
「キッズ・オールライト」(id:zom-1:20110504#p1) 奇妙な家族で、家族の本質を描く
「愛する人」(id:zom-1:20110206#p1) 心に深くしみ込む愛の物語
「キック・アス」(id:zom-1:20110131#p1) 型にはまらない面白さ
○　ワースト3
1.「スカイライン-征服」(id:zom-1:20110618#p1) これは映画として認められない
2.「パラノーマル・アクティビティ2」(id:zom-1:20110305#p2) このシリーズはワースト常連
3.「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」(id:zom-1:20110104#p1) ダラダラとした原作部分をダラダラ描く
○　ワースト番外
「ショパン 愛と哀しみの旋律」(id:zom-1:20110401#p1) 波乱万丈な人生を退屈に描く無能さ
「グリーン・ホーネット 3D」(id:zom-1:20110123#p1) 中途半端なギャグ映画

2011年上半期日本映画ベスト5、ワースト3

上期に劇場で観た映画は91本、日本映画は38本。
○　ベスト5
1.「冷たい熱帯魚」(id:zom-1:20110302#p1) 人間心理の奥底の恐ろしさ
2.「婚前特急」(id:zom-1:20110410#p1) 予想外の展開とラストの上手さ
3.「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」(id:zom-1:20110501#p1) 映像も物語も新鮮
4.「八日目の蝉」(id:zom-1:20110505#p1) 原作とは違った角度の人間の面白み
5.「マイ・バック・ページ」(id:zom-1:20110614#p1) 時代感覚と心理の描写の深さ
○　ベスト番外
「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」(id:zom-1:20110520#p2) 意外にハートウォーミング
○　ワースト3
1.「GANTZ PERFECT ANSWER 」(id:zom-1:20110424#p1) ひたすら退屈
2.「さや侍」 (id:zom-1:20110623#p1) バラエティ番組か、これは
3.「これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫」(id:zom-1:20110504#p1) 役者の頑張が全部無駄
○　ワースト番外
「SP革命篇」(id:zom-1:20110319#p1) 薄っぺらい物語と凡庸な展開
「犬とあなたの物語　<いぬのえいが>」(id:zom-1:20110204#p1) 安上がりの安直企画