電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」-Fifty Shades of Grey-

サム・テイラー=ジョンソン監督、ケリー・マーセル脚本、E.L.ジェイムズ原作。女子大生アナ(ダコタ・ジョンソン)は友人の代理で、巨大企業CEOのグレイ(ジェイミー・ドーナン)に学生新聞のインタビューで出会う、そして二人は惹かれあい合うが…。シンデレラの王子さまがSM嗜好だったみたいな話だけど、この原作ホントに売れたの?全然面白くなかったけど。元々は、「トワイライト」シリーズのファン・フィクションとして主婦が女性向けポルノ小説=マミーポルノで書いたものらしい。そう考えると、面白いわけないか。登場人物少なく、人物像も薄い上にその心理描写が浅すぎる。演出もなんとも上っ面。続編もあって、映画化もされるらしいが止めて欲しいなあ。あと日本版は無理にR-15にしないでボカシ少なめでR-18にして欲しい。一部R-18で公開している所もあるらしいが。
http://fiftyshadesmovie.jp/

「悼む人」

堤幸彦監督、大森寿美男脚本、天童荒太原作。死者の追悼のために全国の旅を続けている坂築静人(高良健吾)、過去に夫(井浦新)を殺した倖世(石田ゆり子)、自分を捨てた父を今だに恨む雑誌記者の蒔野(椎名桔平)は静人と出会い興味を持つが…。原作は結構好き、まあ素直にそのままの良さは出ている。堤幸彦は素直に映像化している感じ。素直すぎて面白みはちょっと少ないかもしれないけど、抑えた色調の映像も悪くない。登場人物も多い割には綺麗に整理されている。堤幸彦にはがっかりする事は多いけど、今回は面白いというよりは悪くなくてホっとした。
http://www.itamu.jp/