チェコ東部のオロモウツ市は人口10万余のオロモウツ県の首都で、中央モラビア地方の中心都市として発展した古都。
14世紀のルクセンブルグ王朝の時代からモラビアの首都として位置づけられてきた歴史があり、プラハに次ぐ重要な歴史と文化を持つ都市保存地区となっている。
オロモウツは城砦で囲まれた時代があり,現在でも中世を偲ぶ砦が残されている。モラヴィア川支流が流れる公園は巨大で長い砦を眺めながら散策を楽しむ市民憩いの場となっている。
写真はオロモウツ市の聖モジツ教会
そのパイプオルガンは世界的に有名。毎年オルガン奏者の集まるコンサートが開催される。
トラムは100年以上庶民の足となっている。
ボヘミアン・ラプソディ 第6話 臆病王マーティン後編 西暦948年2月、臆病王マーティンの母である王太后シビレが酒に溺れた結果、この世を去った。この頃から目を悪くして眼鏡を手放せなくなったボヘミア王であるが、同時に徐々に精神をも病み始める。その始まりとなったのが彼の少年時代に摂政を努め、晩年はオポラニア公の妻となって同盟の架け橋となった母の死であった。その後も兄弟、友人、妻を失い、孤独を深めていった晩年には静かな狂気へと沈んでいく。そんな男の後半生をここから語っていきたい。 西暦949年1月、臆病王は従兄弟であるチャースラフ伯と7年前にボヘミア王暗殺未遂事件を引き起こして光を奪われたリトムニェ…