■いまや事実上幻の映画となった久松静児監督の日映映画(松竹配給)『怒りの孤島』のオリジナル・シナリオを、やっと読んだ。読んだのはずっと前だけど、記事に出してなかったので、今更だけどアップしておこう。■以前に記事に書いたように、水木洋子のオリジナルシナリオに対して、実際の撮影現場では監督の久松静児が毎日せっせと大幅に書き換えていて(スクリプターの中尾壽美子談)、完成した映画では、水木洋子の書いた台詞はほとんど残っていない(本人談)とも言われている。 maricozy.hatenablog.jp■オリジナル脚本を読むと、舵子の少年たち(子役)に対して、脚本の台詞が多すぎるところがある(かなりの長台…