ヘンリー・ハサウェイ

原題は「Shoot Out」（決闘） カーク・ダグラスとアンソニー・クインが対決した ジョン・スタージェスの「ガンヒルの決斗」(1959)とは 全く関係ありませんでした（笑） ヘンリー・ハサウェイ最後の西部劇 プロットは「勇気ある追跡」(1969) +「ペーパー・ムーン」(1973)という感じ 銀行強盗で7年の刑を食らい出所した クレイ・ローマックス（グレゴリー・ペック）は 彼を裏切り金を奪った相棒のサム（ジェームズ・グレゴリー）に復讐するため ガンヒルの町に向かおうとするのですが 金を貰おうとした昔の恋人から「あなたの子よ」と 生意気な6歳の女の子を託されてしまいます 預け先をあたってみたも…

原題は「The Desert Fox: The Story of Rommel」（砂漠の狐：ロンメルの物語） 第二次世界大戦中、捕虜となったイギリスのデズモンド・ヤング准将が ドイツ軍元帥エルヴィン・ロンメルに命を助けられたことに感動し 彼の業績とその死について調査した手記「砂漠の狐ロンメル」が原作 ロンメル夫人が制作顧問として参加し、ヤングが本人役で出演 作中でジェームズ・メイソンが着ている軍服は ロンメルが実際に着用していたもの（軍服マニアにはたまりませんな） ロンメルは、ナチスの政策に反対すべきことは反対し 騎士道精神をもって捕虜に対しては国際法を遵守する 立派な司令官でありながら、第三…

｢わたしはずっと自惚れたままでいたいの それだけよ｣ 原題は「NORTH TO ALASKA 」（北からアラスカへ） 北とはシアトルのこと（アラスカのほうが北だかな 笑） どんなジャンルもこなすヘンリー・ハサウェイはスタジオから重宝された一方 批評家からは無視されたそうです（笑） 本作も娯楽要素はあるものの、先が見えるありきたりなストーリーで ひとりの美女を巡り三人の男が掛けあうというもの とはいえハサウェイらしい大団円は幸福感があって、やっぱりいい 職人レオン・シャムロイのカメラもGOOD 1901年、アラスカ州ノーム 金脈を掘り当てたサム（ジョン・ウェイン）と ジョージ（スチュワート・グレ…

ベンガルの槍騎兵 [DVD] ゲイリー・クーパー Amazon ★★★ 英領インド。ストーン大佐（サー・ガイ・スタンディング）率いる槍騎兵隊にはマクレガー大尉（ゲイリー・クーパー）という好戦的な問題児がいた。そこへ2人の新任将校がやってくる。一人は近衛兵隊出身のフォーサイス中尉（フランチョット・トーン）。もう一人は士官学校を卒業したばかりで大佐の子息のドナルド・ストーン少尉（リチャード・クロムウェル）。ある日、ドナルド・ストーン少尉が敵部族を率いるモハメド・カーン（ダグラス・ダンブリル）の本拠地へ誘拐され……。 インドを舞台にした西部劇みたいな趣。異国情緒があってなかなか新鮮だった。インドって…

砂漠の鬼将軍（字幕版） ジェームズ・メイソン Amazon ★★★ 第二次世界大戦。ドイツのロンメル将軍（ジェームズ・メイソン）は、北アフリカ戦線で目覚ましい活躍をして敵から「砂漠の狐」と恐れられていた。しかし、彼はヒトラー（ルーサー・アドラー）の暗殺未遂に加担したとして非業の死を遂げることに。本作はそこまでの経緯をドキュメンタリー風に描く。 原作はデズモンド・ヤング『ロンメル将軍』【Amazon】。 冒頭で原作者本人が登場して「関係者に取材した」と言ってたし、さらにナレーターが「This is true story.」とぶち上げていたので、伝記映画として相当自信があるのだろう。戦後すぐに作っ…

https://www.twellv.co.jp/program/drama/north-to-alaska/『砂漠の鬼将軍』(1951)（12/1にBSプレミアムで放送）などのヘンリー・ハサウェイ監督作の西部劇です。 主演はジョン・ウェイン。ハサウェイ監督とはのちに4度のタッグを組むことなる2人の初タッグとなります。銃撃戦や殴り合いといったアクションシーンの盛り上がりをコミカルに描いた作風が特徴的。 当時ヒットを飛ばした主題歌や、フランス人モデルのキャプシーヌをヒロイン役に据えていることなど、見どころの多い作品となっています。放送情報アラスカ魂【字幕】 BS222 トゥエルビ 2024/12…

監督：ヘンリー・ハサウェイ やっぱヘンリー・ハサウェイいいなあ。立てこもり系の西部劇。あまり広がりはないが、軽量級サスペンスとして楽しめた。タイロン・パワーは結構好きかも。勝気なスーザン・ヘイワードもよかった。あとあのちびっ子もね。正直あの穴掘りはなんの意味もなかったなあ。むしろ子供が逃げる危険を増やしただけ。まあそれで解決したともいえるが。対決というより仲間割れで自滅したと言った方がいいだろう。。。

監督：ヘンリー・ハサウェイ 主役のドン・マレーが細くて若い。およそ西部劇の主人公っぽくない。暴力に消極的でなるべく人を殺したくないという男。牧場主の息子が殺された罪を不当に責められ追手から逃げる映画。とまあごく平均的な西部劇で向こう見ずでもないなあと思ったら、最後に向こう見ずな決闘へと飛び込んでいく。普通かなあと思ったらラストがいい。火に包まれた敵を助ける。彼の非暴力の精神がここで活きてくる。西部劇ではあまり見たことない行動でちょっと感動した。優男だが、とにかくいい奴だった。デニス・ホッパー若い。。。

監督：ヘンリー・ハサウェイ 素晴らしい。冤罪で11年間、刑務所に入れられた男を記者のジェームズ・スチュワートが半信半疑の中奔走する。この手の話は面白いねえ。限られた証拠、証人を洗い直して真実を手繰り寄せる。スチュワートには正義漢は打ってつけの役。そしてリチャード・コンテやリー・Ｊ・コッブの渋いキャストもいい。最後の拡大写真の証拠を見つけるとこもよかったが、ややあっさりだったかな。釈放は出来たが真犯人が見つかったわけではない。犯人はどこかにいる。。。

録画保存していた『悪の花園』（1954年／監督：ヘンリー・ハサウェイ）を観る。ゴールドラッシュに沸くカリフォルニアへ向かう船が故障し、３人の男がメキシコの港町に足止めとなり、金鉱の落盤事故で身動きがとれなくなった夫の救出を求める妻の依頼で、メキシコ人も加わり女１人男４人の旅が始まるんですな。金鉱がある場所はアパッチの土地で…… 美しい人妻（スーザン・ヘイワード）を求めに応じた４人の男は、品行方正な元保安官（ゲーリー・クーパー）・詩人を自称するイカサマ賭博師（リチャード・ウィドマーク）・欲望丸出しのチンピラ（キャメロン・ミッチェル）・金鉱目当てのメキシコ人（ビクター・マニュエル・メンドーサ）で、…

https://www.twellv.co.jp/program/drama/doyou-youga/archive-doyou-youga/doyou-youga-276/『砂漠の鬼将軍』(1951)（12/1にBSプレミアムで放送）などのヘンリー・ハサウェイ監督作の西部劇です。 主演はジョン・ウェイン。ハサウェイ監督とはのちに4度のタッグを組むことなる2人の初タッグとなります。銃撃戦や殴り合いといったアクションシーンの盛り上がりをコミカルに描いた作風が特徴的。 当時ヒットを飛ばした主題歌や、フランス人モデルのキャプシーヌをヒロイン役に据えていることなど、見どころの多い作品となっています。放…

www.nhk.jp西部劇の大スターであるジョン・ウェインが俳優歴39年目にして最初で最後のアカデミー賞主演男優賞を獲得した作品です。 役どころとしては、悪漢に父親を殺された14歳の少女の復讐を手伝う保安官。 ただし、粗暴で酒飲みというヒーローとはかけ離れた姿を見せています。 とはいえ、その粗暴さとアイパッチをつけた容姿のマッチ、ダメ人間そうに見えて銃の腕はピカいちというギャップがキャラクターとして評価されたからこそアカデミー賞を受賞したのだと言えるのでしょう。 その人気を表しているかのように、彼が演じた保安官コグバーンは、続編に当たる『オレゴン魂』(1975)でも登場し、活躍を見せています。…

全4項目●代表作 ●「フリースタイル」2024/6/25 ●「好きな「映画ドラえもん」3作品」 ●「animatetimes.com」 「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争」より 全4項目 ●代表作 「窓ぎわのトットちゃん」、 「映画ドラえもん のび太の月面探査記」、 webアニメ「クレヨンしんちゃん外伝 おもちゃウォーズ」、 TVアニメ監督「ドラえもん」2005年(八鍬は2017年～18)等 映画監督、演出家、脚本家 等で活躍する八鍬新之介(八鍬新之助)が影響を受けた・好きな映画。 ●「フリースタイル」2024/6/25より●本 ※フリースタイル編集部「フリースタイル60 特集：アニメ作家に…

ＤＶＤで『エルダー兄弟』（1965年／監督：ヘンリー・ハサウェイ）を観る。母親の葬式に集まった兄弟４人が、父親の死の真相を知り、悪党と戦う本格西部劇。 母親の葬式にジョン（ジョン・ウェイン）・トム（ディーン・マーティン）・マット（アール・ホリマン）・バッド（マイケル・アンダーソン・ジュニア）の４人兄弟が故郷に帰ってきます。兄弟は家を出て別々に暮らしており、久しぶりの再会。旧知の保安官（ポール・フィックス）から父親が何者かに殺され、彼らがかつて住んでいた牧場はヘイスティングス（ジェームズ・グレゴリー）のものであることを知らされます。母親は暴力沙汰を恐れて、そのことを息子たちに知らせていなかったの…

ドナルド・サザーランド氏が亡くなってしまった。 惜しい俳優を亡くしたな…「JFK」「ロックアップ」「スペースカウボーイ」とか大好きでした。日本語吹き替えを担当していた家弓家正氏も他界しているので、向こうで直接会ってたりしてたらムネアツなんだがなぁ。 ご冥福をお祈りいたします。 映画「ネバダ・スミス」鑑賞 スティーブ・マックィーン主演、ヘンリー・ハサウェイ監督の西部劇。 これまた1966年の古い映画なんですが、友人からDVDを借りたので観ました。 感想：若造？ 主人公を演じてるスティーブ・マックィーンがいろんな連中から”若造”扱いされてるのが面白くてなぁ…いや、これがマックィーンが本当に若手の俳…

全15項目●代表作 ●「映画ファン」1958年1月 ●〃1959年5月●〃1959年7月 ●「時代映画」1956年3月 ●〃1957年6月●〃1963年3月 ●「平凡」1958年11月●〃1956年3月 ●〃第17号●〃1957年2月 ●「近代映画」1956年5月 ●「フクニチ」1967年1月 ●「寄らば切るぞ」●「雷蔵、雷蔵を語る」 「トロイのヘレン(ヘレン・オブ・トロイ)」より 全15項目 ●代表作 俳優「陸軍中野学校」シリーズ、 「ある殺し屋」、 「斬る」三隅研次、 「炎上」市川崑、 「雪之丞変化」市川崑、 「薄桜記」、 「新・平家物語」、 「忍びの者」〃、 「切られ与三郎」、 「眠狂四…

・「①」の「シネマ1 運動イメージ」へ ●「シネマ2 時間イメージ」より440本 ・101本目・201本目・301本目・401本目 ・本14冊 「フィルム」ｱﾗﾝ･ｼｭﾅｲﾀﾞｰ/ﾍﾞｹｯﾄ/ｷｰﾄﾝ より ・「①」の「シネマ1 運動イメージ」へ ●「シネマ2 時間イメージ」より440本 ※1985年出版。今リストは日本で2006年に刊行された版に基づく。 掲載情報内容は「①」に同じ | 愛と殺意(ある愛の記録/ある恋の記録) ﾐｹﾗﾝｼﾞｪﾛ･ｱﾝﾄﾆｵｰﾆ ある女の存在証明 ﾐｹﾗﾝｼﾞｪﾛ･ｱﾝﾄﾆｵｰﾆ 愛のメカニクス(メカニクス・オブ・ラブ) ｳｨﾗｰﾄﾞ･ﾏｰｽ(Willard M…