今日は遅番だった。朝、リトル・テンポというグループの音楽を聞きながら青山拓央『心にとって時間とは何か』を読む。ふと、そうして本を読みながらイオンでくつろいでいる時間について考える。本があり、音楽があると自分は幸せを感じる。それは人からするととてもちっぽけな幸せかもしれない。もっと稼いだり、成功したりすれば濃密な幸せを体感することができる……だが、私は今のこの幸せをなかなか気に入っている。贅沢は言わない。ただ、好きな音楽があって自由になれる孤独な時間がある。この幸せを忘れたくないと思う。「この世界が」あるいは「この人生が」私をこうした現在に導いたのだ、とする考え方。もちろんこれはレトリックの問題…