リンデンバウム代数(Lindenbaum algebra)とは、文にある種の順序を導入して得られる代数的構造である。式 が証明可能であることを と定義すると、文の全体は擬順序集合を成す。文の全体を付随する同値関係で割って得られる商集合が、論理記号に関して成す代数的構造をリンデンバウム代数という。例えば直観主義論理のリンデンバウム代数はハイティング代数であり、古典論理のリンデンバウム代数はブール代数である。