(1930−1975)作家。
韓国ソウル(旧・京城)生まれ、広島高等師範学校(現・広島大学)卒業。在学中に、短編集『買っちくんねえ』(共著)を自費出版、1953年に上京後、『新思潮』等の同人に加わり、創作活動に励む。やがて、「週刊明星」と「週刊文春」の創刊時より関わり、ルポライターとして活躍、 "トップ屋"の異名を奉られる。
1962年『黒の試走車』で作家としてデビュー、以後さまざまな分野の作品を発表し、流行作家となる(1970年5月、文壇所得番付で1位。この間、1963年に『李朝残影』が第49回直木賞候補となったが落選)。
1975年5月、取材先の香港で客死(食道静脈瘤破裂・肝硬変)。享年45。