前回は、「分子って結局何だよ」って話から、「この世で一番大きい分子は何だろう」という疑問について考え、現状、あらゆる生物の中で最も大きなDNAを持っていると思われる、キヌガサソウなる白い花のオシャレなやつを紹介していました。 とはいえDNAは、A, C, G, Tという4種類の塩基が繰り返しつながっただけで(概算ですが、キヌガサソウの染色体は、40億個もの塩基が結合した、ひとつながりの巨大分子だと思われます)、正直、 「何かそんなのズルいっていうか、ただ小さいものがいっぱいつながっただけで元はザコじゃん、そんなのを王者とは認めたくないね」 …と思えるような気がするかもしれません。 まぁそもそも…