先日、2022年1月11日、市川海老蔵氏の新作歌舞伎「プペル」を新橋演舞場で鑑賞しました。 「プペル」はご存知の通り、お笑いタレントで作家の西野亮廣氏のベストセラーとなった絵本の作品で、映画化もされ、ミュージカルでも上演されました。 今回、歌舞伎化されるということで、どんな作品になるのか、とても楽しみでした。 あまり歌舞伎には詳しくない僕ですが、僕なりの感想を簡単に述べたいと思います。 僕が観た「プペル」は、堀越勸玄君バージョンです。 ①社会状況の酷似 脚本の時代設定は、18世紀の江戸時代の天明年間です。 浅間山が噴火して、その灰が黒煙となって、江戸の町を覆いつくし、その後数年経っても、空が晴…