日本の宇宙開発最前線 (扶桑社BOOKS新書)作者:松浦 晋也扶桑社Amazon スペースXはなぜあれだけ急成長できたのか、その裏で日本は何をしていたのか、これからの日本の発展の鍵になるのは何か、詳細に記されている。特にスペースXについては1章まるまるを割いており、同社が「狂気」と「合理性」によって急成長してきたことがよくわかる。一方で、日本の宇宙計画の中でも大規模な「みちびき」と「情報収集衛星」についてその成立と現在についても解説されている。情報収集衛星については、春原 剛著「誕生国産スパイ衛星」にも詳しいが、「みちびき」について筆者の推測もありながらもここまで日本の闇を詳細に記したものはな…