一冊全部きちんと読んだ。 「小選挙区制は日本をどう変えたか」久江雅彦 内田恭司 編著 勉強になった。私の頭では、知識としてきちんと自分の脳に定着させられないことは確定しているが、「今の選挙制度は改正された方がいい」という思いは改めて強まった。 今は、衆院選は「小選挙区比例代表並立制」という形らしい。昔の「中選挙区制」に大問題があって今の制度に変わったそうだが、妥協の産物で問題が多いことはわかった。問題が多かった当時の中選挙区制に戻すのは現実的ではないだろうが、この本でインタビューに応じた識者や政治家(この時の選挙制度改革に関わった当事者を多く含む)のほとんどが「さらなる改正が必要だ」で一致して…