ドイツの「極右」と形容される政党、「ドイツのための選択肢」は、2025年2月の総選挙で躍進し、国政レベルで初めて第2党になりました。特に旧東ドイツでは、すべての州で1位となる得票を獲得したということです。ドイツの選挙では、得票率によって議席が比例按分されます。もし、日本の小選挙区のように、比較第一党が当選する方式だったら、旧東ドイツの選挙区では、「ドイツのための選択肢」が、すべての議席を独占していたことでしょう。日本の選挙制度では、ちょっとした「フィーバー」「旋風」があると、その政党が議席を独占することになります。また、日本人は、「フィーバー」「旋風」に乗りやすい傾向があります。かつて、小泉純…