【要約】 知能や認知機能の加齢変化は、すべての能力に共通する一本の右肩下がりの曲線では表せない。横断法は異なる年齢群を同時に比較できるが、年齢差と出生コホート差が混在する。縦断法は同じ人の変化を直接捉えられる一方、練習効果や選択的脱落の影響を受ける。系列法は複数の出生コホートを複数時点で測定し、年齢、コホート、測定時期の影響を区別しやすくする。 KaufmanとHornは、KAITの標準化標本である17~94歳の1,500人を横断的に分析した。流動性推理は成人期を通して低下し、55歳頃から低下が加速した。結晶性知能は20歳代まで上昇し、中年期には維持され、60歳頃以降に低下した。 Schaie…