神奈川近代文学館に行って講談を聞いてきた。「かなぶん」というのは神奈川近代文学館の略称のようだが、頻繁に開催されているわけでもなく、ここ10年は講談師の神田蘭さんが年に一度出演している。僕は昨年が初めての参加。寄席で聞いたことはあったが、講談を単独で聞くのは初めてだった。なんと言っても千円(神奈川近代文学館友の会会員。一般は千二百円)は魅力的。「文学」なので、ひとつは文学ネタを入れている。昨年は与謝野晶子か樋口一葉だったはず。もしくはどちらもやったような。 ポスター。写真は使い回し 今回の出し物は、「お富の貞操/小田小右衛門」。で、おまけとして「北条政子」。「お富の貞操」は芥川龍之介の短編。芥…