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青潮

(一般)
あおしお

貧海水塊が湧昇し、海面が青〜白濁色になる現象。三河湾では苦潮とも言われる。
1960年ごろから東京湾で現象が認識され初め、近年毎年海水の水温跳層がなくなる春と秋の時期に発生する。特に東京湾では秋の北風の時期に大規模になることが多い。三番瀬でアサリを3万トンも死滅させた例があり、深刻な漁業被害を引き起こしている。
英語でblue tideと訳されることもあるが、同様の現象は世界的にも知られていない。

発生機構

  1. 赤潮としてうまれた大量のプランクトンが死んで沈み海底に蓄積
  2. 沈殿物が酸素をつかって分解され、分解した細菌が硫化物を発生し、貧酸素水塊が形成される
  3. 北風(夏は普段南風)や気温が下がり水がかき混ぜられると無酸素水が湧き上がる
  4. この際、航路や埋め立て時に掘った浚渫跡をつたって、岸近くまで侵入する。
  5. 分解した時の硫化物(硫化水素等)が酸素と触れると美しい青色に輝き、温泉のような香りも発生する。
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