1. 宇宙の原初の音 以前、『ヲシテ文献から判明した古代における聖音オームの唱え方とは』の記事で、『ミカサフミ ワカウタノアヤ』に記された宇宙原初の音「アウヌ」とインドの聖音「AUM」は同じものであると書きました。 アヤに書かれたアウヌの唱え方はつぎのとおりです。 「ア」は宇宙の原初の音で、赤ん坊の産声のように(意味や思考・感情などを伴わない)純真無垢な音。 「ウ」も「ア」と同じく、どこまでも清らかな音。 「ウヌ」は口を塞いで息を鼻に通わせて出す音。つまり、「ヌ」は文字どおり発音するのではなく、むしろ軽やかなハミング音。 ハミング音の後、軽やかに散って無音となる。無音を心の中で唱える。 私は毎…