三笠文 中臣氏の祖・大鹿島国摩撰。 神代文字の一種・秀真文字(伊予文字)で記された、64紋の秘書。 同文字で書かかれた秀真伝(ホツマツタヱ)とは表裏一体とされるが、 現代には三笠文の一部しか伝わっていない。
『ホツマツタヱ』『ミカサフミ』『フトマニ』と合わせて、ヲシテ文献という。 勿論、ヲシテ文献は偽書である。
みなさん、日本神話の国生みの話をご存じですか? じつは、それはたんなる神話ではなく、願いを現実化する超古代の叡智を教え伝えるものだったのです。 しかし、その叡智は古事記が編纂された際に失われてしまいました。 以下の動画では、漢字渡来以前の「ヲシテ」という神代文字で綴られた、古事記の原書ともいわれる『ホツマツタヱ』『カクのミハタ』を元にその叡智を解き明かします。
第一回目の通信講座では、『ホツマツタヱ』奉呈文を原文で読んで頂きました。その続きも全てお話できれば良かったのですが、叶いませんでしたのでまたの機会にし、今回は少し復習と+αを記したいと思います。下記はホツマツタヱ奉呈文の抜粋、ミカサオオカシマ(『ミカサフミ』筆者)が書いた賛助文の一部です。 ~ 略 ~ ワガカミノヲス ミカサフミホツマツタヱト ワリウルリアワスゴトクノ ココロナリヨヨノヲキテト ナルフミハホツマツタヱト オモフユエフカキココロオ ソエイレテアゲタテマツル スエニヲシテゾ~ 略 ~(大意)~ 略 ~私、ミカサオオカシマの先祖が記してきた『ミカサフミ』と、オオタタネコが記した『ホツ…
以前、『素敵すぎる! 縄文時代の長さの単位 』という記事を書きました。今回はその補足となりますので、まずは以前の記事をお読みいただけると幸いです。 1. アメミヲヤの息 『ミカサフミ タカマナルアヤ』に次の一節があります。 アメノミヲヤノ(アメノミヲヤの)ヲゝンタケ (御丈)ヤモヨロトメチ(八百万トメヂ)ミノヒカリ (身の光)モトモトアケノ(モトモトアケの)アマメクミ (天恵み)トゝクハシラハ(届く柱は)スキトホル (透き通る)ナカノクダヨリ(中の管より)ハコブイキ (運ぶ息)クルマノウテギ(車の腕木)コゝノワノ (九の輪の)
1. 宇宙の原初の音 以前、『ヲシテ文献から判明した古代における聖音オームの唱え方とは』の記事で、『ミカサフミ ワカウタノアヤ』に記された宇宙原初の音「アウヌ」とインドの聖音「AUM」は同じものであると書きました。 アヤに書かれたアウヌの唱え方はつぎのとおりです。 「ア」は宇宙の原初の音で、赤ん坊の産声のように(意味や思考・感情などを伴わない)純真無垢な音。 「ウ」も「ア」と同じく、どこまでも清らかな音。 「ウヌ」は口を塞いで息を鼻に通わせて出す音。つまり、「ヌ」は文字どおり発音するのではなく、むしろ軽やかなハミング音。 ハミング音の後、軽やかに散って無音となる。無音を心の中で唱える。 私は毎…
1. トートの教え 神聖幾何学やマカバの第一人者ドランヴァロ・メルキゼデクは、著書『ハートの聖なる空間へ』の中でつぎのようなエピソードを語っています。 あるとき、ドランヴァロの霊的指導者である古代エジプトの智慧の神トートが現れて、ドランヴァロに言いました。
1. 東西南北の語源 東西南北をなぜ「ひがし」「にし」「みなみ」「きた」と呼ぶのか、ご存じですか?
1. 宇宙の原初の音 2年ほど前に書いた記事『宇宙の原初の音、ウヌの音(ネ)』の中で、ヲシテ文献にある「ウヌの音(ネ)」はインドの聖音オームとおそらく同じものだろう、と書きました。今回、改めてヲシテ文献を読み直してみて、おそらくどころか、完全に一致していると確信しました。
<目次> 1. 大型掘立柱建物 2. 六本柱の謎 3. ヲシテ文献に記された情景 4. 謎を解く鍵 (1)強力な指導者の存在 (2)冬至との関係 (3)柱の位置の定め方 (4)盛土 5. ヲシテ文献から読み解く (1)「オオナメヱ」(大嘗祭)のために建てられた (2)大型掘立柱建物は「タカマ」 (3)六本柱に隠された「フトマニ図」 (4)柱の間隔と「ヨソヤ」の神 (5)巨大な土のサークルと「アモト」
前回の続きです。 3. 言葉のリズム <1回目> 古 事 記 5・4(文字数) ホツマツタヱ 5・4(文字数)
前回の続きです。 『古事記』と『ホツマツタヱ』における国生み神話の違いについて、今回はその核心に迫っていきたいと思います。
今日は「トシウチニナスコトノアヤ」です。前回は『ミカサフミ』の「ナメコトノアヤ」でしたが、今回のこのアヤは『カクノミハタ』の中のアヤなので、同じ事が書かれている筈なのですが、更に難しい感じがします。私もまだ十分に分かっていない状態で書くのも気が引けますが、いつまで経っても完全に理解できそうもないので、何とか一通り考えたところで取り敢えず出してみる事にしました。間違っている箇所があったらご指摘いただければ幸いです。 はっきりと分かっていない箇所は、「メハツネニスム」や「トハサニヰマス」「ホハキネニスム」という天の川の架かる位置の表現で、実際の天文学的な天の川の動きに関する知識がないので、本当のと…
こんにちは。( ^∀^)♪ 今日は以前から内容をご報告しますと言っていました「ミカサフミ・ナメコトノアヤ」について、書かせて頂きたいと思います。とりあえず対訳だけ一応やってみたという段階ですので詳しい解説まではできませんし、分からない事は次回まで持ち越しにしています。良かったら参考に見てみてくださいね。 ーーーーーーーー ミカサフミナメコトノアヤ ツキスミノ =「ツキスミ」(九州)の シガノミコトガ =「シガノミコト」が ヱトノカミ =「ヱ・ト」(ヱヒタメ・トホカミ)のカミの トヨリノノトノ =「ト」の方から(トホカミ・ヱヒタメの順で)祝詞を唱える ユエオトフ =理由を尋ねました。 カレニトヨ…
京都「ヲシテ講習会」のご報告もお久しぶりになりましたが、今日は令和6年11月の「ヲシテ講習会」がありました。前回は行事が重なって、zoomの受講も出来なかったので、動画を送って頂いて、見せて頂きました。今回は、バッチリ受講できました!\(^^)/ ・・・と言っても、途中でお客さんがあって、抜けていましたけれどね。(⌒-⌒; ) しかしながら、そういう事もあるのではと思って、録音もしていましたので、良かったです。 さて、今回はヲシテ文献もだんだん難しく成って『ミカサフミ ハニマツリノアヤ』です。本当に不思議なくらいに思うのですが、『ホツマツタヱ』は、まだ頑張って時間をかければ何とか分かりますが、…
古事記では、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)は、天地開闢のとき一番最初に現れた神さまだと書かれています。 一方、ホツマツタヱやミカサフミ等のヲシテ文献では、ミナカヌシは、天地開闢の後、最初に生まれた人間だとされています。 「えっ、ミナカヌシって人間だったの? なんか、アダムみたい...」という感想を持つのは、私や共同研究者の角大師さんだけではないはず。
冷泉家の俊成卿の法要の献歌のお題が「霧」でした。 「キリ」はヲシテ文献に用例が多いです。 特に、気になるのは、 「アキリ」です。 『ミカサフミ』に出典しています。6アヤめです。 「タカマナルアヤ」は、殊のほかに難解なアヤです。 「ア・ミヤ、シ・ナウ」とも関係しますね。 献歌に詠みました。
こんにちは。今年は特に暑いですが、お元気でお過ごしでしょうか?( ◠‿◠ )♪ お盆を過ぎて、私はさすがに少し夏バテ気味になりました。というのは、大阪出張で一度食中毒にはなりましたし、2〜3日前には、暑さで胃が弱ったところにビールを飲んだせいか、腸の具合も悪くなりました。下戸は、お酒も気をつけないといけません!💦 さて、近年一番の暑さの8月も元気に京都「ヲシテ講習会」が開催されました。私はいつも遠隔受講でレポートを書かせていただいていますので、皆様暑い中でもお変わりなく参加されていて、素晴らしいと思います。\(^-^)/ 今月は『ミカサフミ』の5アヤ目、短いですが大事な内容がギュッと詰め込まれ…
1 心と体と魂を調えるアワ歌 アカハナマ イキヒニミウクフヌムエケ ヘネメオコホノモトロソヨ ヲテレセヱツルスユンチリ シヰタラサヤワ これはアワ歌と呼ばれるもので、いろは歌のように、ヲシテ48文字をすべて1度ずつ用いてつくられた五七調の歌です。天を意味する「ア」から始まり、地を意味する「ワ」で終わるので、「アワ歌」と言います。作者はイサナギとイサナミです。
ウツロヰの神は、捉えどころの難しい神さまです。 ホツマに登場する神々は、そのほとんどが「人格神」であり、生前は「○△守」「○△主」という意味の「カミ」として地方や役職を司る方々でした。つまり、元は生身の人間です。逝去した後も、偉大なる貢献をした「○△神」として祀られるという存在です。 しかし、「自然神」として天地の威力を象徴する神々や、一種の「霊格神」として時間や空間、あるいは健康や幸福を象徴する神々も認識されていました。 「やまさかみ/八将神」は、人間生活において主要に影響を及ぼす八つの「自然神・霊格神」を総称したものです。 1.ウツロヰ (空) 2.シナトベ (風) 3.カグツチ (火) …
今回も少し遅れましたが、7月の京都「ヲシテ講習会」の内容について、書かせて頂きたいと思います。『ミカサフミ』の4アヤは「コヱソフキサキタツアヤ」、富士山南麓には「トノミコト」の「トシタミヤ」以来「コヱノミチ」(養蚕の道・養生の道)の教えが伝えられていました。そこに、アマテルカミの最初の宮が建てられて、アマテルカミも桑の根や「イチコ」を食べて長生きをされていました。話の始まりは、「サルタヒコ」が「コヱ」の道を「ヒノテ」(日の出)の道という理由について質問したところからですが、「アマノコヤネ」さんがその「コヱ」の道に従って、アマテルカミに12人の后が定められたこと迄も教えてくださいました。アマテル…
いつも、「ヲシテひとり学会」のブログに来て下さり有難うございます。7月も京都の「ヲシテ講習会」には、ズームにて参加させて頂きましたので、ご報告をさせて頂きます。(^ ^)♪ それにしても、暑い暑い!!(⌒-⌒; ) 梅雨が明ける前から既に暑かったですが、開けたら更に暑くなりました。講習会も家に居ながらにして、遠隔で受講できるのは、有り難いばかりです。 さて、今月は『ミカサフミ』の4アヤ「コヱソフノキサキタツアヤ」です。このアヤは、「アマノコヤネ」さんがお話になっている教えの箇所で、私はいつも思うのですが、コヤネさんのお話になっている文章はやっぱり難しいです。💦含蓄が深いからでしょうね。 その為…
「かかんのんてん」は、不思議な音感のある古語ですが、現代語に翻訳することが難しい用語です。ホツマ愛好者で神道に親しむ方であれば、六月と十二月の晦日に奏上される『大祓詞』にある「加加呑(かかの)みて」という用語にそれが伝えられていることに関心をもっていることと思います。 ホツマ伝での記述は、かなり多く、 『かかんなす 春のひとしく 巡り来て 磯の真砂は 岩となる 弥々のんてんの ホツマ文かな』序 『マトの教えに かかんして のんアワ国は てんヤマト』ホ5 『流離手も ハタレも放来 満つ足らず カカンなすかも 手立尽き 故ノンテンも あに効かず 日月と我は 天下照らすさ』ホ8 『イクシマと タルシ…
今日から、『ミカサフミ』の3アヤの対訳をやってみたいと思います。京都の「ヲシテ講習会」では6月既に済みましたが、今回は特に「ウキハシニヱル オノコロノ」の解釈に手間取っていた事もあって、遅くなりました。😅 カサフミヒメミヲノアヤ ミ3-1(11073) フモトヤニ =このお話が「フモトヤ」(春日大社)にて ノフルハムカシ =述べられたのは、昔のことでした。 アワキヨク =「アワ」(天地)が清く(世の中が平和な時、) タカマニマツリ =「タカマ」(御所の賢所)に「カミ」をお祀りし、 ハカルノチ =朝廷の政(まつりごと)の後に ツワモノヌシガ =「ツワモノヌシ」が(質問をしました。) フタカミノ …
このところ、すっかりブログの更新をしていませんが、「ヲシテ」の勉強を止めたわけではありません。(⌒-⌒; ) ただ、はてなブログに移ってからは、閲覧数が極端に少なくなっていますので、書こうと言う気持ちが薄くなったのだと感じています。やはり、いくら自分の勉強の為だとは言え、ブログの閲覧数は大事ですね。言い訳をしながらも、6月の京都「ヲシテ講習会」はちゃんとズームで受講しましたので、ご報告をさせて頂こうと思いました。(笑) 今月は『ミカサフミ』の3アヤ「ヒメミヲノアヤ」です。zoomをオンにして受け入れの了解が出るのを待っていますと映りました。・・・これは、森田さんの論文の上に、前々回の100回目…
ブログでの更新も久しぶりとなりましたが、5月の18日の土曜日は、京都「ヲシテ講習会」の101回目がありましたので、ご報告をさせて頂きます。と言っても、私はいつも通りのzoomでの受講組でしたが、声も映像もリアルタイムに届くので、ちゃんと参加している気分になっています。( ^∀^)♪ zoomには、ちょっと前に入るのが楽しいですね♪いつも、会場での参加者の皆様の雑談や、画像に映る会場の様子を見て、楽しませていただいています。♪時間になって始まりますと、最初の様子はzoomのアプリがアップデートされていて、池田先生も使い勝手が変わって少し戸惑っておられた様でした。今は、アプリもどんどんアップデート…
『ミカサフミ』の2アヤ「サカノリノアヤ」は、『ホツマツタヱ』の2アヤ「アメナナヨトコミキノアヤ」にも、ほぼ同じ内容で記されています。ところが、改めて読んでみますと、立場が違えば書き方も違い、書き方が違えば感じ方も違うと言う良さがある事に気づきます。今回私がこのアヤで一番に感じたのは、「トホコノリ」という言葉でした。この言葉は『ホツマツタヱ』には無く、別の書き方で記されて印象に薄かったのですが、『ミカサフミ』で読めば強く意味が伝わってくるの感じました。 つまり、「トホコノリ」とは、(命懸けの闘いの任務)を意味する言葉だと思うのですが、「トホコノリ コオトトノウル トコノミキ」と続きますので、「ト…