一条真也です。『何かが後をついてくる』伊藤龍平著(青弓社)を紹介します。「妖怪と身体感覚」というサブタイトルがついています。著者は、1972年、北海道生まれ。台湾・南台科技大学教員。専攻は伝承文学。著書に『江戸の俳諧説話』(翰林書房)『ツチノコの民俗学』『江戸幻獣博物誌』『ネットロア』(ずれも青弓社)『怪談おくのほそ道』(書刊行会)共著に『現代台湾鬼譚』(青弓社)、編著に『福島県田村郡都路村説話集』(私家版)、共訳に尉天驄『棗と石榴』(国書刊行会)など。 本書のカバー表紙には、「後ろに誰かいる気がする、何か音が聞こえる、誰もいないはずなのに気配を感じる・・・・・・。日本や台湾の説話や伝承、口承…