深まる秋本能をくすぐる快適な気候 旧暦と新暦のズレは気になるものの、秋本番が間近に迫ってきていることは間違いない。今日からは二十四節季では今日から『寒露』の節季に入る。 江戸時代の『暦便覧』には、冷気が朝露を凍らせはじめる時期と解釈できる「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」とある。新暦では季節の移り変わりの予告と捉えてもいいだろう。 食欲の秋。スポーツの秋。読書の秋。芸術の秋……。秋を表す言葉は数多い。すべて人が本能的に心地よいと感じる事象ばかり。快適な気候が本能を呼び覚ますのかもしれない。 ともあれ。寒さに凍える冬が来るまでの時間は短い。自分なりの快適さを求めて過ごす楽しさだけは満喫し…