-初夏、薄暑、そして麦秋-目に見えるほど草木が成長する時期 二十四節気では、今日から『小満』の節季に入る。『暦便覧』で「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されれている時期である。 木々を彩ってきた春の花が一段落し、薄緑色だった若葉の色も濃くなる。同時に昨秋植えた麦は収穫を迎える。 もうすぐ始まる梅雨の煩わしさには目をつむって、今は、うっすらと汗ばみながら初夏の心地よさを存分に楽しみたいところである。 ところで、東京下町の象徴する祭と言われている浅草の三社神社の三社祭もクライマックスを迎えている。昨日はお祓いを受けた100基近くの町内神輿が浅草全域を練り歩く連合渡御で盛り上がったが、今…