一条真也です。『華厳という見方』玄侑宗久著(ケイオス出版)を読みました。非常に読みやすく、仏教の真髄を知る最高の一冊でした。明日の著者との対談が楽しみです! 本書の帯 表紙には、「『空』であるがゆえにすべてはつながっている――ブッダの悟りを描いた『華厳経』の世界を、芥川賞作家がやさしく語る」と書かれています。 本書の帯の裏 裏表紙には、「そのように歴史的に振り返れば、ブッダの悟りは戦禍を背景にしたとびきりの安寧と思えてくる。ブッダの悟りの情景を、人々の理解をアテにせず描いたのが『華厳経』であってみれば、これこそ今の日本、いや世界に紹介すべきうるわしい花や果実ではないだろうか。(中略)公演が原型…