「脱炭素と『資本論』」の掲載論文を今日も紹介します。 「私の決意」の海原論文です。 筆者は、かつて、辺見の本やブログなども手当たり次第読んでいたといいます。辺見がその時々の政治問題や現代社会における人間の内面を問題にするときに、現実に対する〝闘い〟を、辺見の書いたもので代弁してもらうというように感じていたのでないか、〝感性の鋭い〟辺見の文章を読むことで自分の感性を補完し、辺見の〝現状分析〟に納得していたのでないかと鋭く自分を見つめます。 辺見は現代の資本主義について、<人々が病むべく導きながら健やかにと命じるシステム>だと言い、生体がどこまでそれに慣れ、どこまで耐えられるか、そのことが気になる…