百人一首第45番目の歌の作者は謙徳公(藤原伊尹これまさ)です。 藤原忠平の孫になります。 今回は謙徳公について紹介します。 中納言朝忠とは 生年が924年、没年が972年。平安中期の人。 この人も当時の権勢の中心にいた藤原北家につらなる一人で、藤原忠平の孫、藤原師輔の長男にあたります。 官位は正二位、摂政、太政大臣。高位にまで上りました。 病気で49歳で亡くなりました。死後に贈正一位。 性格は豪奢なものを好んだといわれています。 父藤原師輔の葬儀に際し、父からは倹約することを日頃から言われいたにも関わらず、普段通りのものを執り行いました。 貴族の葬儀なので、派手なものだったようです。 人々から…