A.いろは歌と同じく10世紀の半ばごろに、源順がつくりました。 あめ つち ほし そら やま かは みね たに くも きり むろ こけ ひと いぬ うへ すゑ ゆわ さる おふせよ えのえを なれゐて 源順は、このあめつちの詞を使って「あめつちのうた四十八首」という和歌48首を詠んでいて、私家集『源順集』に収録されています。内容を春・夏・秋・冬・恋・思の六つに分け各々8首、合わせて48首とし、歌の最初と最後の文字に同じ音を詠み込んでいます。 あらさじと うちかへすらし をやまだの なはしろみづに ぬれてつくるあ めもはるに ゆきまもあをく なりにけり いまこそのべに わかなつみてめ つくばやま…