御稜ナグサ物語。大切な人を助けられなかったことがトラウマとなり自己肯定感を喪失した少女を救う話。 御稜ナグサは紛争調停委員の副長として委員長(アヤメ)を支えてきたが彼女の救出に失敗し深く自責する。 自分の無力感を痛感したナグサは右腕を負傷したこともありすっかり自信を喪失し自己否定的に陥ってしまう。 これまでの自分はアヤメの隣にいられるように優等生を演じてきただけだとウジウジしまくることになる。 そんなナグサに対し先生の説諭が炸裂!人は誰しもペルソナを被って生きておりそれもまた自分なのだと説く。 例え演じてきた自分だとしてもその過程で身につけた実力や人間関係は本物であることを知らしめるのである。…
紛争調停委員たちの自己の有用性に関する話。委員長アヤメが不在となり空中分解した委員会を救え! 百鬼夜行連合学院において学園の治安を守り対立する双方の言い分を聞いて和解させるのが調停のおしごと。 委員長アヤメを筆頭に副長ナグサ、武力のレンゲ、参謀のキキョウ、名家のユカリは日々を謳歌していた。 だがアヤメは姿を消し副長のナグサは後継を拒否、委員会が麻痺した所で学園は災害の危機に遭遇してしまう。 残った委員たちは奮闘するも危機に対して何ら有用な対応はできず、それでも危機は収束したのであった。 これにより自分たちは何のために存在しているんだ?自分たちがいなくても良いのでは?と存在意義に駆られる。 幹部…