重度うつ病ひとりにしてはいけないのは、最悪の結果を避けるためだ。 今日も朝から何もする気が起きなかった。 目が覚めた瞬間から、身体が重く感じられ、心には暗い雲が垂れ込めているようだった。 ベッドから出るのも億劫で、ただただ横になっていたいと思った。 けれど、日常生活を維持するために、何とか起き上がってシャワーを浴びることにした。 シャワーの水音が、少しでも心を洗い流してくれることを期待したが、やはりそれは無理だった。 シャワーの中で、何を考えていたかも思い出せない。 ただ、無意識のうちに涙が流れていたような気がする。 自分でも、なぜ泣いているのかわからない。 『もう、だめだ!なにもかもだめだ!…