おおかみ座
(サイエンス)
【おおかみざ】
[英] Lupus
おおかみ座は、トレミーの48星座の1つ。
夏至の遅い日暮れのころ、南の地平線近くにケンタウルス座のそばに見える。
かつて「ケンタウルスの犠牲（いけにえ）」とよばれたこともあり、古代ギリシアのアラトスの天文詩に「ケンタウルスの右手につかまれた野獣」とうたわれ、おおかみ座は独立した星座ではなく、ケンタウルス座の一部と見られていた。
恒星
α星の青色巨星が唯一の2等星。
- α星：カッカブ
神話
古代ギリシア、アルカディオンの王リュカオンのところへ、大神ゼウスがやってきたとき、リュカオンはご馳走をならべてもてなした。しかし、大神ゼウスはその料理が人間の肉であることに気づいて、大いに怒り、リュカオンをはじめ、その一族をことごとく狼の姿に変えてしまったと伝えられている。
