私は元来出不精だった。休日はアイドルの現場があれば外へ出るが、何も予定がなければ家に引きこもり、Blu-rayレコーダーに毎日録画されるドラマたちをひたすら消化し、ソファでゴロゴロしながら山になっている積読本を消化したり、YouTubeやNetflixを見たりして、一日を過ごすことが多かった。夕方になってみて、生産性のない一日だったなと思うこともあったが、まぁ私の人生なんてそんなものだろうと思ったりもしていた。そんな出不精だった私が、社内のウォーキングキャンペーンをきっかけに1日8,000歩あるくようになった。最初のうちは歩けば歩くほど自分の足が軽くなるように感じ、歩くことそのものが楽しかった…