4008号 引き続き初芝居の後の[かんだやぶそば]なのだが、ここに毎年飾られている、各藪蕎麦からのお供え鏡餅のこと。 以前は、別段藪蕎麦に限らず親戚付き合いをする家とお供えのやり取りをする習慣があったのではないか、という仮説の検証をしている。 論拠は、落語家六代目三遊亭圓生師の「文七元結」の録音に、親戚付き合いに「お供え、のやり取りをする」というセリフがあること。 昨日みたように、この内容は、六代目圓生師以外に確認できないということ。これ六代目圓生師以前も以後も。 「文七元結」という噺は、今でも落語家で真打になれば演ってみたい、演らなくてはならないもの。名作といってよろしかろう。人気も高い。 …