今夏は、家族でたくさんお出かけをしました。少し遠出もして、テーマパークや水族館など、お金のかかる楽しい体験もいろいろしました。 でも、そんな中で、我が息子の心に一番強く残ったのは――近所で無料で捕まえた「かぶとむし」のオスでした。 他県まで行って、立派なかぶとむしのつがい(オスとメス)を購入したり、くじ引きで貴重なオオクワガタを当てたりもしました。それでもやっぱり、「自分の手で見つけて捕まえた」あの瞬間の喜びには、どんな高価な虫も敵いません。 子どもにとって、“自分の力で得た体験”こそが最高の宝物なのだと感じました。 かぶとむしの最後の日 我が家の虫かごは、いつの間にか7個ほどに増え、かぶとむ…