もしかすると社会はそうなりかけているのかもしれない。この文章を書いている僕や、「なるほど」と思ってくれた貴方は、極く少数なのかもしれない。であればこそ、そうした少数者が連帯して、既に人間モドキだらけになった「社会という荒野」を生きねばなりません。 連帯して生き残れば、巻き返しのチャンスがいずれ来るかもしれない。今回の電気グルーヴの作品に関する署名の呼び掛けには、そんな意味があるように思います。急速に劣化する社会を誰もが生きていくだけでも精一杯という中で、各所に仲間がいると思えることは大切です。(宮台真司、永田夏来、かがりはるき『音楽が聴けなくなる日』集英社新書、2020) おはようございます。…