自らの立場を「新保守」「亜細亜主義者」「リベラリスト」と規定。
近年はつくる会やネット右翼などのヘタレ保守が跋扈する現状を鑑み、戦略的に「右には右を対置せよ」として「天皇主義」や「アジア主義」への傾倒を鮮明にしている。
1959年3月3日宮城県仙台市生まれ。
東京都立大学助教授首都大学東京教授。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。博士論文でもある『権力の予期理論』(89年)で、硬質な社会システム理論家として高い評価を得ていたが、93年、朝日新聞紙上のいわゆる「ブルセラ論争」をきっかけに一般にも注目を集める。その後94年に『制服少女たちの選択』、95年『終わりなき日常を生きろ』を出版し、「成熟社会」へと向かいつつある不透明な社会を分析する社会学者として立ち位置を固める。
テレクラ、援助交際、オウム問題、郊外、専業主婦、少年犯罪、学級崩壊、盗聴法など、現在まで多くの分野で発言を行い、改革プログラムなどにも参加。
「権力の予期理論 了解を媒介にした作動形式」勁草書房1989.4 ISBN:432610077X
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