絵本を手に取るいちばんの切っ掛けは、 私の場合は何と言っても表紙の絵です。 自分がハッと目を惹かれる絵を見たら、必ず手に取って読みます。 そして「自分の本箱に置きたいなあ!」と思った本は、 感動して記事を書いています。 くまとやまねこ 河出書房新社 この本も、思わず表紙の絵に惹かれて読んでみたんですが、 内容の切なさと絵の素敵さが相まって、 心をキュッと掴まれたような気がしました。 このお話の最初のページは、 いきなりショッキングなシーンから始まります。 ある朝突然元気だった仲良しの小鳥が死んでしまって、 呆然と座り込むこぐま。 悲しみにくれながら、美しく木の実の汁を使って染めた箱を作り、 花…