★「まんが日本昔ばなし 一休さん」(とびだすえほん)P.7、8の映像と本文 <本文> 一休さんの頓智にやりこめられた太平さんは、くやしくてたまりません。かたきをうってやろうといろいろ考えて、ある計略を思いつき、 「ごちそうをするから、いらっしゃい」 と、おしょうさんと一休さんをまねきました。二人は、太平さんの家へ出かけました。すると途中に橋があって一枚の立札がたっていました。 〝この橋を渡らないで、おいでください〟 一休さんは平気で、どんどん橋を渡りはじめました。 「一休さん、あなたは立札を読まなかったのですか?」 太平さんが、いいました。 「はい、読みました。でも、はしを渡らずに、まん中を渡…