ごちうさ考察

パンク・ロックからプログレッシヴ・ロックを経て、直近では「Led Zeppelin」（レッド・ツェッペリン）と「Deep Purple」（ディープ・パープル）を通じて「ハードロック」の世界観に心酔している今日この頃。元々ハードロックには興味あったし、私は正直全然違うと思うが、往々にしてハードロックと一緒に並び語られる事も少なくない「ヘヴィメタル」に関しても、興味があったといえばそうだったので、飛び込みさえすればある程度はハマる運命だったのだろうが、実際に飛び込んでみると、私自身も衝撃を受ける程ドハマりした。 特に「Led Zeppelin」の7th.アルバム「Presence」に収録されている…

最近の私は読みたいマンガがあると、決まって「そのマンガは何巻出ているのか」を調べ、可能な限り「一挙まとめ買い」とする様にしている。所謂「大人買い」というやつだが、私がこうするのは、そりゃ勿論「その世界観を一気に読みたいから」のもあるが、それ以上に「作品から逃避する事を不可能にする為」というのが大きい。要するに「泣こうが喚こうが、どうやっても作品と向き合うしかない状況」を自ら作っている訳で、ここまでする理由は「自分の中に存在する『心の弱さ』を否が応でもねじ伏せる為」であり、その為なら自分の情緒を破壊する事さえ厭わない。めちゃめちゃかもしれんが、ここまでやらないと後述する「私を喰べたい、ひとでなし…

私には昔から「異なる2つのものを掛け合わせる」若しくは「対比関係」にしたがる傾向があった。例にすると「ごちうさときんモザ」とか「チャイコフスキーとドヴォルザーク」とか、他にも「まんがタイムきららMAXとコミック百合姫」もあるし、細かく挙げていけば枚挙に暇なんて無い。 その中で1つ、私は心の奥底に「光の感情と闇の感情」どちらも強く宿しているという「対比関係」を備えており、その理由は「光と闇はお互いに切っても切り離せない、いわば『一心同体的なもの』であるならば、どちらか一方のみに目を配る事など出来ないから」なのだが、つい先日この特性のおかげで危うく闇に堕ちかけた経験がある。 その原因を端的に書けば…

気付けば2024年も終わりに差し掛かっていた。去年の今頃「今年もブログ記事を12か月分書き切ったぞ！」とか喜んでいたが、今年もそれを成し得られたのはとても嬉しかった。とは言え、去年の様にその軌跡を深く噛み締められる程の喜びがあったかと言えばそうではなく、正直言って複雑な想いが募る結末となった。たとえ「『継続の危機』を何度も乗り越えてきた経緯」をもってしてでも。 思えば今年は色々な事があった。私もとうとう社会人となり、1人前の人間として1歩を踏み出した一方、その道のりは決して上手く事ばかりではなかった。心に暗い影を背負う様な経験は、この短い間でも既に何度もしてきたし、実際少なからず影もとい闇を宿…

世の中には「もしも」という概念がある。これは物事における「無限の可能性」を象徴するものでもあると思うし、別の見方をすれば「道筋とは幾つもの分岐点を選び続けていく中で構築されるもの」とも言えるだろう。 この時、その「もしも」を考えていく時に、人は大抵「現状より良い環境」を想定するものだと私は思っている。例えば、もし「今よりも豊かな経済環境だったら」とか、もし「今よりもっと楽しい事に溢れた人生だったら」とか。そういう感じで、より良い環境を「もしも」として想定する事である。自分の中で想像するのはどこまでも自由である事を思えば、よりよい環境下を考えたくなるのは当然のサガとも言えるし、私としても「至って…

悪夢の奇数月。平均して「16、17作品」を読む事になる上、1作品毎の火力が凄まじく高い「コミック百合姫」と、先月のお話にて一気に牙をむいてきたごちうさを筆頭に、実は何気に感情を揺さぶる展開を持つ作品も多い「まんがタイムきららMAX」によって、際限なき地獄に堕とされる覚悟はしていた。 そうして蓋を開けてみれば意外な結果が待っていた。なんときらまはおろか、コミック百合姫の方でも想像していた程の地獄に叩き落される事は無かった。コミック百合姫の方を中心に、1作品毎に捉えれば確かに「感情を際限なく揺り動かしてくる作品」は多かったのだが、読んだ作品の絶対数が「13作品」と、奇数月にしては少なかった事が幸い…

最近になって、運命と言うのは「時に数奇なるもの」だと思う事が多くなったが、こんな事をここまでひしひしと思ったのは未だ嘗て無かった。ただ、抑々が「運命論者」でもなんでもない人なので、こんな事を急に思い出すのは正に「都合がいい」と言うやつだが、そう思われたって構わない。 数奇な運命だと感じたと言う意味では、今月のごちうさに対してだってそうだ。今月のごちうさにおいては、ようやくと言うかとうとうと言うか、遂に「心愛ちゃんが抱える心の弱さ」に切り込んでいき、今までにない程深刻なテーマ性を帯びた雰囲気になった訳だが、後に気付いた事として、私にとってはこのまんがタイムきららMAXにて、ごちうさと言う作品を追…