まどふ(惑ふ) ハ行四段活用 現代語の”惑う”や”戸惑う”と同じニュアンスです。 どうすれば良いかわからない感じを表し 心が乱れると訳します。 他の動詞の連用形に付き ひどく~すると訳すこともあります。 例 いかにせむと心地惑ふ 訳 どうしようと気持ちが乱れる HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓
さらに+打消 副詞 現代語と同様に、改めて・その上 の意味もありますが、 古文では打消の表現とともに用いられる まったく~ないの意味が重要です。 現代語の”そんな気さらさらない”の ”さら”の語源にあたります。 例 さらに見えず 訳 まったく見えない HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓
あだなり 形容動詞ナリ活用 ”まめなり”の対義語で 実質がない感じです。 物事ならはかない・無駄だ 人なら不誠実だ・浮気だ の意味になります。 例 あだに散りにし花 訳 はかなく散ってしまった花 HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓
ものす(物す) サ行変格活用 英語のbeやdoにあたる語です。 様々な動詞の代用となるので、 意味は文脈から判断すしますが いる・すると訳す事が多いです。 例 いづこにものし給ふ 訳 どこにいらっしゃるのか HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓
かる(離る) ラ行下二段活用 空間的・時間的・心理的に 人や物との距離が大きくなる感じです。 漢字のとおり離れると訳します。 特に男女の関係が"疎遠になる"時に用いられます。 例 人目も草もかれぬ 訳 人目も離れ、草も枯れてしまう ”かれ”が”離れ”と”枯れ”の掛詞になっています。 HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓
なやむ(悩む) マ行四段活用 現代語にもある病むのイメージから 病気になるという意味です。 この場合の病気は身体的・精神的両方に使います。 例 久しくなやみたる男 訳 長い間病気になっていた男 HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓
ながむ(眺む・詠む) マ行下二段活用 現代語の眺めるから 長い間ぼんやり見る→物思いにふけるという意味になります。 また、詠むは現代語では”よむ”と読めることから 吟詠する(詩歌を詠む)という意味になります。 例 つれづれとながむるに 訳 所在なく物思いにふけっていると HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓
わぶ(侘ぶ) バ行上二段活用 思い通りにならないというイメージで つらく思うという意味です。 動詞の連用形+わぶ→~しかねる と訳す場合もあります。 待ちわびたりけるに→待ちかねていたところ 例 つれづれわぶる人 訳 所在がないのをつらく思う人 HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓
いらふ ハ行下二段活用 聞かれたことに対して相手に答える・返事をする という意味になります。 ”答ふ”も存在しますが”いらふ”が頻出です。 例 いかがいらふべき 訳 どうやって返事をしようか HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓
しのぶ(忍ぶ) バ行上二段活用/バ行四段活用 現代語でいうところの耐え忍ぶで、 我慢するという意味になります。 また、隠れるというニュアンスも持っていて 人目につかないようにするという意味もあります。 連用形”しのび”で出題される事が多く 判別ができないので活用は気にしなくてOKです。 例 言はでしのぶ 訳 言わずに我慢する HPやYoutubeはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓